AO 入試で受かりやすい人の
特徴って?
今からできる対策方法や進め方を徹底解説!
AO入試で受かりやすい人っているのでしょうか?
前回の記事「AO入試と 総合型選抜の違いは?AO入試とは何かをわかりやすく解説!」では、AO入試や総合型選抜の特徴として
①大学側の欲しい人材をとる「マッチング性」
②学力以外の要素(評定平均、課外活動経歴、熱意や人間性など)を総合的、多面的に評価する「総合性」
があるという話をしました。また、この「総合性」は学力の3要素に基づいて評価されることになっています。
これらを踏まえた上で、AO入試に適性が高い、受かりやすい人物の特徴は以下のようなものです。
【AO/総合型選抜】に受かりやすい人の特徴
①確かなが学力がある
②大学とのマッチ率が高い
③熱意がある
④人間性が豊かである
今回の記事では、このそれぞれの項目について詳しく解説をしていきます!
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①確かな学力がある
AO/総合型選抜においても、学力は重要な評価指標です。
なぜなら学力レベルが、大学のレベルよりも著しく低い人が入学してしまった場合、大学の授業についていけない可能性があるからです。
したがって、AO/総合型選抜でも受験者に十分な学力があるかどうかを判断しています。
しかし、ここでいう学力とは、一般受験で行われる一発勝負、で測れる学力を指しません。
AO/総合型選抜では、受験者の学力を評定平均と語学力(主に英語)、そして当日の試験(小論文の場合が多い)で測ります。
評定平均と、語学力に関しては、AO/総合型選抜に出願する時点での出願資格として設けている場合も多いです。
評定平均
MARCH以上の大学をAO入試で目指そうとすれば、評定平均は最低4.0は欲しいところです。
そもそも、出願資格として評定平均4.0を課している大学もあります。例えば、慶應文学部の自主公募推薦では、評定平均4.1以上、上智大学の公募制推薦入試では、学部によって異なりますが、多くは評定平均4.0以上、英検2級が出願資格となっています。
評定平均値は、高いに越したことはありません。
もちろん、中央大学や、慶應SFCのように評定平均値を出願基準として設けていない大学も多くありますが、もし著しく評定が低い場合には、「この子はうちの大学でついていけるかな?」と心配になってしまいます。
評定平均は、その人が、高校生活3年間かけて、どれだけ真摯に勉学に取り組んできたかを如実に示すものです。
だからこそ、AO/総合型選抜を受けようと思っている人は、評定平均値には気を遣いましょう。
語学力
語学力もAO/総合型選抜では重要な評価指標です。
ここでいう語学力は基本的には英語資格を指しますが、英検がオーソドックスでしょう。他にも、IELTS、TOEFLなども英語資格として多くの大学で利用できます。
英語資格を出願資格として設定している大学はかなり多いです。
例えば、立教大学の異文化コミュニケーション学部は英検2300点以上(準一級相当)程度を出願資格として設けています。
英語資格に関しても、資格として設けられていない場合もありますし、大学、学部によって、どれほど影響するかは変わります。
一方で、上位大学になればなるほど、「英検は二級、準一級は持っていて当たり前」になってきますので、英語資格試験の勉強をすることは大切です。
当日の試験(主に小論文)
受験生の学力を測る上で、二次試験として小論文科目が課せられる大学も多くあります。
小論文では、特に志望した学部に関連したテーマが出題され、その大学で学ぶだけの確かな知識や思考力があるかどうかが試されます場合が多いです。
当日の小論文試験で良い点数をとるためには普段から、関連分野の本を読んだり、小論文を書く練習をするなど、対策が必要です。
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②大学とのマッチ率が高い
大学とのマッチ率が高いことも、AO/総合型選抜においてはとても重要です。
ここれいう「マッチ率」とは、2つの意味があります。
一つ目は、アドミッションポリシー(学生の受け入れ方針)として掲げている人物とどれだけ、マッチしているかです。
二つ目は、入試の趣旨にどれだけあっているかです。
アドミッションポリシー とマッチしている
アドミッションポリシーに関しては、こちらの記事(「AO入試と 総合型選抜の違いは?AO入試とは何かをわかりやすく解説!」)でも解説をしましたが、
大学側が掲げている、「求める学生像」といかにマッチしているのかが重要です。求める学生像が、アドミッションポリシー に書かれています。
例えば慶應大学総合政策学部では、「問題発見・解決」ができる人材を求めているとアドミッションポリシーにはあります。
他方で、慶應大学文学部では「論理的思考力や、基礎的な歴史の知識」が必要であると書かれています。
このように、同じ大学でも、求める人物像が大きく異なるのです。
どんなに優秀な人物であったとしても、このアドミッションポリシー とかけ離れた人物は合格できません。
したがって、志望先大学の学部のアドミッションポリシー とマッチしていることは大切です。
入試の趣旨とあっている
大学の求める人物像と、入試の趣旨は少し意味合いが異なります。
例えば、法政大学の国際文化学部の総合型選抜入試【SA入試】の募集要項の抜粋を見てみましょう。
この入試制度は、ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・朝鮮語のうち、いずれかの言語圏の文化に強い関心を持ち、かつ留学を希望する者で、留学先の国に対し積極的にアプローチしている者、またその関心内容や学習意欲について適切に表現できる者を受け入れるための制度です。
http://exam.52school.com/guide/files/9016/0324/8675/hosei_tokubetsu_kokubun-sa_yoko_2021_20201020.pdf
法政大学 国際文化学部が行っているSA(study abroad)入試は、留学に行きたいという強い意志を持った人を選抜する入試です。
つまり、いくら法政大学 国際文化学部に行きたくても、留学に関心がなかったり、他国の文化に興味がない人は合格できません。
このように、入試の趣旨とマッチした人材であることも合格する人の特徴です。
③熱意
文部科学省が総合型選抜は、「意欲、目的意識等を総合的に判定する入試方法」
と明言しているように、熱意があることは、AO/総合型選抜においてとても重要です。
元々AO入試というのは、「この大学で学びたい!」という学生と「こんな学生を教えたい!」という大学側のマッチング入試なわけですから、大学で学びたい!!という熱意が強い学生は合格しやすいです。
しかし、志望理由書や面接でとにかく熱意を伝えれば良いわけではありません。
説得力を持って、相手に熱意を伝えるためには、今まで行ってきた行動が、自分の熱意が一致している必要があります。
例えば、
「私はどうしても貧困で苦しむ人たちを救いたいんです!!!!」
と言っていた学生がいたとして、
「じゃあこれまで救うために行ってきた活動とか勉強とかってあるの?」
と聞かれたときに、
「ありません。」
では、口ばっかり達者な人になってしまいますよね。
どんなテーマであったとしても、熱意を伝えるためには、それに伴う行動が必要です。それは、自分なりにたくさん本を読んで研究を進めるでも良いですし、それに関するイベントやシンポジウムに参加してみる、ボランティア活動を行ってみる、などなんでもいいんです。
自分のテーマを深めるために自分なりにできることをやりましょう。行動が伴って初めてあなたの熱意は相手に伝わるものになります。
④豊かな人間性
最後に、人間性です。これは、社会性と言い換えてもいいかもしれません。
AO/総合型選抜は、受験者を学力だけではなく多面的な要素で評価する入試制度です。
そこでは、学校では勉強しかしていなかった人よりも、部活動や、生徒会活動、文化祭や体育祭、ボランティア活動など、を積極的に行った経験豊かな人を評価します。
このように、勉強だけではなく、たくさんの経験を積んできた、豊かな人間性を持っている人もAO/総合型選抜に向いているでしょう。
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まとめ
ここまで、AO/総合型選抜に受かりやすい人の特徴についてまとめてきました。大学受験を乗り越える上で、AO/総合型選抜に向いている人とそうではない人がいると思います。自身の特徴や興味関心に合わせて、自身にあった進路選択ができるように考えてみてください!
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