問題を発見する!最悪の未来を予測する「シナリオ分析」とは

問題を発見する!最悪の未来を予測する「シナリオ分析」とは

問題を発見する!

最悪の未来を予測する「シナリオ分析」とは

全ての問題解決を志す人へ向けて、この記事では問題発見を可能にするひとつの手法「シナリオ分析」を紹介する。

シナリオ分析とは

シナリオ分析とは「いずれ問題になることを見つける」問題発見手法である。データや事実に立脚して、これから先の未来がどう変化していくのかをシナリオ(想定される筋書き)として考えていく。2016年の世界経済フォーラムの報告書で告げられた、2050年までに海洋中に存在するプラスチックの量が魚の量を超過すると予測された例などが、シナリオ分析を通した問題発見の事例といえる。

出典)2016 世界経済フォーラム報告書

シナリオ分析をすると、何がわかるのか

シナリオ分析をすると、解決を試みずに現状を放置した場合、どのような未来が訪れるのかが見えてくる。現状にまだ問題といえるようなことが発生していない場合は、いずれ何が問題になるかを発見することができるようになり、現状にある程度被害が起きている場合は、どのように被害が拡大していくのかを認識することができるようになる。一点だけ、シナリオはあくまでも一つの想定される未来でしかないため、それが必ず訪れるとは限らないことを理解しておくことは重要である。

未来が悪くなっていくシナリオにおいて、それを推し進める主要因があったとき、それが解決すべき問題であるケースは非常に高い。それゆえシナリオ分析を通して問題発見をするには、データなどを基に最悪の未来を予測し、その変化を拡大している要因を探すように視点を走らせると、現状において最も解決すべき問題が見えてくる可能性がある。

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どのようにシナリオ分析をするのか

シナリオ分析の方法に関しては、

1:自分のテーマにおけるデータを探す。なるべく多様なデータを集める。さまざまな統計を集めた「データブック」などを参考にしてみてほしい。データブックは少し値段が高いので、図書館などで調べて見るのも良いと思う。論文で検索しても、様々なデータが出てくることがある。現状において被害が発生している具体的事例もいくつか挙げてみる。

2:データがどのように推移していくかを自分なりに考えてみる。その推移がおきたときの未来の社会変化、被害がどれほど大きくなるかなどを、現在から道筋を立てて言語化する。

3:その変化は何によって推し進められてしまうのか、何によって肥大化させられていくのかに仮説を立てる

4:自分が立てた仮説に正当性があるかを検証する。フィールドワークなどを通して専門家に意見をもらうのが一番良い。検証後、社会を悪い方向へと変化させる主要因を、解決すべき「問題」として設定してみる。

フィールドワークの仕方はこちらを参考に「フィールドワークの仕方、メールの送り方、フィールドワーク当日の注意点を解説

論文の探し方はこちらを参考に「無料で論文を探すなら?誰でも使える論文検索ツール3選を紹介!

シナリオ分析をする上で心がけること

以上のようなプロセスで、問題発見可能かと思う。問題設定は、どのようなプロセスで発見されたかによって変わることがある。だからこそなるべく多くの視点から現状を眺め、最も被害を拡大させてしまうような要因や、様々なところに被害を起こしているその元凶などを特定できるようになると、社会変革にちゃんと繋がっていく問題解決ができるようになってくる。

まとめ

解決を試みずに現状を放置した場合、どのような未来が訪れるのかを分析する問題発見手法「シナリオ分析」を紹介した。環境省がシナリオ分析に対して紹介したpdfが公開されているので、より詳しく知りたい方はそちらも参考にしてみて欲しい。またシナリオ分析をすると、自分自身の志が定まる可能性も高い。今の現状だけではわからない「悪い未来」を考えることで「そんな未来にはしたくない」という熱量が生まれ、問題解決へ向けた志が生まれることもある。ぜひ一度自分なりにで良いので、シナリオ分析を行なってみることをおすすめする。

環境省 (シナリオ分析 -環境省)のPDF↓

http://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/kigyo/2-08_kaisetusyo_senryaku%28shinariobunseki%29_190411.pdf

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