ニンテンドーで生まれたアイディア発想のカギ「枯れた技術の水平思考」とは

ニンテンドーで生まれたアイディア発想のカギ「枯れた技術の水平思考」とは

ニンテンドーで生まれた

アイディア発想のカギ

「枯れた技術の水平思考」とは

技術を活かした問題解決を考えたい!と思っている人の中で、

なかなか良いアイディアが出なくて困っている…という人はいないだろうか?

そんな人におすすめなアイディア発想法「枯れた技術の水平思考」を紹介する。

ニンテンドーの製品開発を支え、多くのアイディアを生んできたこの考え方を知り、技術視点でアイディアを発想できるようになろう。

それでは早速、本題に移る!

枯れた技術の水平思考とは何か

枯れた技術の水平思考とは、すでに利用されている技術の他の使い道を考えてみるという技術理念のことを指す。

この考え方は、ニンテンドーの横井軍平氏が打ち出した制作哲学で、この考え方を利用してニンテンドーはさまざなアイディアを生んで来たと言われる。

枯れた技術というと、すっごい古い技術のことしか考えちゃダメなのかな…と思いがちだがそんなことはなく、枯れた技術というのは、現在利用されている技術のことを一般的には指している。つまり開発されたばかりの最先端技術や、これから研究開発されていくような技術以外の、広く一般的に普及している技術全てだと考えるとわかりやすい。

この思考法は、技術者が最先端技術ばかりを追い求めてしまい、これまでに生み出されてきた技術の使い道をいろいろ考えるという視点が忘れがちになってしまうという問題点から考え出されたと言われている。

枯れた技術の水平思考の例

ニンテンドーDSが生み出された時、ATMなどで利用されていた「タッチスクリーン」という技術をゲームに応用した事例などが「枯れた技術の水平思考」の具体例として言えると思う。

「タッチペン」などで触りたいものに触るなどの「直感的操作を可能にするタッチスクリーン」をゲームに応用したことが、DSの爆発的ヒットなどにつながったと言われている。

枯れた技術の水平思考の良い点

アイディアを考える時には、現在ブームになっている技術とか、開発が進んでいる最先端技術で何ができるかを考えがちになってしまう。

それこそ近年であれば、5Gでどんなサービスができるかとか、ディープラーニングを何に活かせるか、自動運転が当たり前になった社会でどんなサービスを作れるかなどを考えようとしている人は多い。

しかし最先端技術というのは、それを活かした利用法のメリットやデメリットなどが把握しきれていないという面があり「サービスの供給が不安定になってしまう」「価格帯が高くなりがち」「サービス実装までに乗り越えるべき課題が多い」などの障壁があることが多い。

それゆえ「枯れた技術の水平思考」で考えてみるということには、大きな価値がある。枯れた技術の水平思考は、現在普及している技術を起点に発想をするため、実現可能性が高いアイディアが思いつける可能性が高い。それゆえ面白いアイディアが思いつけると、社会にちゃんと実装できる確率が高くなるという良さがある。

無論、最先端を追うか、枯れた技術の水平思考、どちらが良いという話ではないため、どちらも大切ということは忘れてはいけない。

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枯れた技術の水平思考をどう活かすか

枯れた技術の水平思考は「制作哲学」つまり「物の考え方」のことを指すので、この考え方を意識して、自分が解決しようと思っている課題を眺めてみることが大切だ。

具体的には、自分の課題を解決するにはどんな技術が必要かを考えて、今の社会のサービスやシステムの中で「自分が必要な技術のイメージに近いもの」を探してみるとか。

あるいは、この枯れた技術の水平思考の定義通り、すでに利用されている技術に他にどんな使い道があるかを考えてみるのが大切だろう。

最後に具体例で、もっと理解する

ポケモンGOは、位置情報を認識するGPSという技術をゲームに応用したことで知られる。これはGPSという技術の別の使い道を考えて、技術をゲームに再利用した。

またgoogleの検索エンジンは「論文における権威が引用された数で決まる」というシステムを採用。このシステムを検索エンジンに応用したことで、信頼性の高い記事やサイトほど上位表示させるというシステムを作っている。これも、学術の世界で用いられているシステムの別の使い道として、検索エンジンへの応用を達成している。

まとめ

横井軍平氏が打ち立てた制作理念、枯れた技術の水平思考を紹介した。

すでに広く知られている技術の別の使い道を考えることで、課題解決を成し遂げられるようなシステムやアイディアが生まれることもあるということを、この機に理解しておこう。

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