自由記述のデザイン/レイアウトの作り方
(SFC、慶應FITなどの出願書類)
AO/総合型選抜では、「あなたのことを白紙の紙に自由に表現して、自己PRしてください。」という書類が課せられることがあります。
例えば、慶應SFCのAO入試の「自由記述」や慶應法学部FIT入試の自己推薦書Ⅱなどです。
今回の記事では、「自由に表現しなさい」という出願書類において、
特にデザインやレイアウトを考えるのが苦手、、、という人に向けて
誰でも簡単に綺麗で伝わる自由記述書類を作る方法を解説していきます。
綺麗にデザインできないなら「マネ」する
自由記述書類は、あなたの魅力を自由に表現するものです。
しかし、完全に自由に書いて、ぐちゃぐちゃになってしまっては、せっかくの内容がよくても伝わりません。
もともとデザインセンスのある人であれば良いですが、そうでない人は、「プロのデザイン」をマネしましょう!
デザインを真似るならピンタレスト!
プロのデザインを見るならPinterest(ピンタレスト)です。
Pinterest(ピンタレスト)は、自分の好きな写真や画像を探して、ピン留めで消えるSNSです。
ここでは、例えば雑誌のレイアウトや広告の実際の記事画像、プレゼンテーションスライドなどを検索することができます。
ここで、自分の自由記述のレイアウトやイメージに近いデザインを探しましょう。
実際の画面はこんな感じです。
ピンタレストの検索画面
このように、自身のアイデア、テイストに合わせて、実際のプロが作ったチラシや画像、レイアウトなどを閲覧することができます。
例えば「編集レイアウト」で検索したら、こんな画像がヒットしました。
自由記述を作るにおいて、自分の長所をナンバリングして示したい場合などには、この画像を参考にできるかもしれません。
ピンタレストでは、お気に入りの画像を保存することもできますし、ピンして残りしておくこともできます。
とにかく、自由記述を作るにあたり、デザインが苦手な人は、ピンタレストの膨大な画像の中から、マネしたいレイアウト選びましょう。
それが、綺麗で伝わるデザインをする第一歩です。
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自由記述でレイアウトを作っていく手順
①書きたい内容を決める
まずは、自由記述に書きたい内容を決めましょう。
基本的に自由記述では、自己PRや、学習計画、これまでの活動経歴や将来の夢、ビジョンなどを書くことが多いです。
しかし、自分がどの項目を特に記述したいのか、どのように表現したいのか(絵なのか、写真なのか、文字なのか、グラフなのか)は十人十色です。
そして、表現したい内容にしたがって、自由記述のレイアウトも変わってきます。
したがって、自由記述のレイアウトを決める上では、まず「何を書くのか」を考えましょう。
デザインにおいて大事なのは「詰め込みすぎない」ことです。
何でもかんでも伝えようと詰め込みすぎると、見ている人は、「結局この子は何を言いたいんだろう?」と迷ってしまいます。
だからこそ、自由記述に書くべき内容の中でも特に自分が表現したい項目は何なのかを決めましょう。
②なんとなくのレイアウトや全体のコンセプトを決める
自由記述に書きたい内容が定まったら、次はなんとなくのデザインレイアウトを考えましょう。
完璧に決める必要はありません。この作業は、マネしたいデザインを選びやすくするために行うものです。
したがって、なんとなーく、この要素をここら辺に配置して、写真とかはこういうの使いたいな〜みたいなのをイメージしてください。
大体、書きたいこと、使いたい素材(写真やグラフ、文字)などを決められばOKです。
また、この段階で、自由記述のコンセプトも練りましょう。
コンセプトとは例えば
・とにかくわかりやすいデザインにしたい!
・個性的で尖った自分を表現したい!
・とにかく自分の活動を知って欲しい!
・文字ではなく、写真や画像をメインに視覚的に表現したい!
と言ったように、自由記述の位置付けを決めるものです。
自由記述は自由なわけですから、極端な話、文字が1文字もなくても良いわけです。
最も自分の良さや特徴が出やすい方法を考えてみましょう。
③ピンタレストで、イメージに近い画像がヒットするように検索する
自由記述に書きたい内容やコンセプトが決まったら、実際にピンタレストで自分のイメージに近い画像を探しましょう。
ここでは、実際にピンタレストで検索するにあたり、コンセプト別におすすめの検索ワードの例を紹介します。
・コンセプト
とにかくわかりやすいデザインにしたい
・おすすめの検索ワード
「ポートフォリオ web デザイン」
「編集レイアウト」
「新聞デザイン」
・コンセプト
個性的で尖った自分を表現したい!
・おすすめの検索ワード
「広告」
「advertising design」
・コンセプト
とにかく自分の活動を知って欲しい!
・おすすめの検索ワード
「年表」
「chronology」
・コンセプト
文字ではなく、写真や画像をメインに視覚的に表現したい!
・おすすめの検索ワード
「広告」
「デザイン」
ピンタレストはもともとアメリカのSNSなので、レイアウトをマネしたい場合には日本語ではなく英語で検索すると良いデザインに出会える場合もあります。
これ以外にもたくさんヒットするワードはありますので、自分なりにいろいろ試行錯誤してみてください!
④お気に入り画像をマネする。ポイントは、下手に自分でレイアウトを変えないこと
お気に入り画像が見つかったら、それをピンするか、ダウンロードしましょう。
そしてそれらをマネしながら自分ようにカスタマイズしていきましょう。
自由記述が2枚ある場合には、1枚ずつ別でデザインを用意しても良いですし、1枚のものを分割して書いても良いでしょう。
2枚の場合には、色は統一して揃えた方がみやすいです。
デザイン、レイアウトが苦手な人へのワンポイントアドバイスは、下手に自分でレイアウトや配色を変えないことです。もともと完成しているレイアウトを自分でいじりすぎると、かえってみづらくなってしまう場合も多いので、その塩梅を見極めましょう。
配色にも気を使おう!
自由記述においては、配色にも気をつかいましょう。
配色に自信ががない人は、使う色の数はできるだけ減らしてシンプルにしましょう。
使う色は3色、多くても4色までがベターです。
また、彩度や明度が極端に高い色を使うのは難易度が高いので、初心者は避けましょう。
配色は
白or 黒 + ベースカラー +アクセントカラー
が基礎的です。
ベースカラーとアクセントカラーは、 7:3から8:2の割合で、保色を使うと良いです。
配色について詳しく知りたい方は、こちらの記事がわかりやすいので参考にしてみてください。
https://tsutawarudesign.com/miyasuku5.html
⑤自分がもっともよく表現できるように試行錯誤する
マネしたいデザインが決まったら、あとは自分の良さが最もよく表現できるレイアウトを詰めていくだけです。
これ!と決めたデザインでも、実際にやってみるとあまりうまくいかないこともあります。
その場合には、また違うお手本デザインを選んでマネし直してみましょう。
ポイントは、1個だけではなく2〜3個くらいのお手本デザインを選びましょう。そして、自由記述の本番を本気で作り始める前に、それぞれざっくりとレイアウトを紙に書いてみて、自分のイメージに合うかを吟味してみましょう。
その方が最終的にしっくりくる自由記述ができるはずです。
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まとめ
ここまで、自由記述書類のデザイン、レイアウトを考えるにあたって「ピンタレスト」を使って真似しよう!ということを話しました。
綺麗でわかりやすいデザインを最初から作るのは難しいものです。だからこそ、マネしながら自分のオリジナリティが出るように試行錯誤するのがコツです。
その上で、「自分の良さ」が最大限表現できるような素敵で魅力的な自由記述を作ってみてくださいね!
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