AO入試を受けるなら必ず確認すべき大学の3つのポリシーって?

AO入試を受けるなら必ず確認すべき大学の3つのポリシーって?

AO入試を受けるなら必ず確認すべき大学の3つのポリシーって?

大学の3つのポリシーとは

大学の3つのポリシーとは、大学側の定める「ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針」「カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)」「アドミッションポリシー (入学者受入れの方針)」の3つを指します。

これらは、大学側から受験生や社会に対しての重要なメッセージです。

高大接続改革の一環として文部科学省が推進しているものであり、基本的には全ての大学・学部が公表しているものです。(基本的には学部ごと)

それぞれざっくり言うと、以下のようなものです。

ディプロマポリシー=卒業時になっていて欲しい学生の姿、すなわち【養成したい学生像

カリキュラムポリシー=大学側は学生をこんな方法で育てますよ、という【大学の育て方

アドミッションポリシー =こんな学生に入学して欲しい!という希望、【大学側の求める学生像

3つのポリシーは、大学の育成したい人物像を示している

大学の3つのポリシーは、

どんな学生を育て、社会に送り出したいか(ディプロマポリシー)

そのためにどんな教育方針で学生を育てるか(カリキュラムポリシー)

そのためにどんな学生に入学して欲しいか(アドミッションポリシー)、を示しているわけです。

つまり、大学教育の「入り口」と「出口」を示したものです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針とは

各大学がその教育理念を踏まえ、どのような力を身に付ければ学位を授与するのかを定める基本的な方針であり、学生の学修成果の目標ともなるもの。

文部科学省

ディプロマポリシーは、大学での学習成果の目標を示すものです。

言い換えると、大学側がこんな学生を卒業させたい、社会に送り出したい、という目標を示したものです。

したがって、大学側の教育理念や理想、を示したものになります。

逆に言えば、このディプロマポリシーにそぐわなければ卒業できない、とも言うことができます。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

ディプロマ・ポリシーの達成のために、どのような教育課程を編成し、どのような教育内容・方法を実施するのかを定める基本的な方針。 

文部科学省

カリキュラムポリシーは、大学側の教育内容、方法と言ったカリキュラムの方針を示したものです。

大学側は、ディプロマポリシーにおいて、「こんな学生を社会に送り出したい!」と言う理想を持っています。

この目標を達成するために、こんな教育を施しますよ!と言うカリキュラムの内容や特徴を示します。

アドミッションポリシー (入学者受入れの方針)

各大学が,当該大学・学部等の教育理念,ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づく教育内容等を踏まえ、入学者を受け入れるための基本的な方針であり、受け入れる学生に求める学習成果を示すもの。

文部科学省

アドミッションポリシー は、こんな学生に入学して欲しい!と言う、大学側が入学させたい学生像を示したものです。

例えば、こんな能力を備えた、とか、こんな人物が欲しい、と言うことが書いてあるものです。大学側から受験生へのメッセージだと思うと良いでしょう。

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3つのポリシーをみると何がわかるの?

3つのポリシーを見ると、自分の志望大学、志望学部がどんな人材を求めているのかがわかります。

では、具体的にはどのようなことがわかるのでしょうか。

高校生のうちに習得しなければならない能力がわかる

特に、アドミッションポリシー には、受験者が高校生までの段階に、どのような能力を会得すればならないのかがわかります。

アドミッションポリシー には「採りたい学生像」が書かれており、そのために必要な能力や素養が書かれています。

したがって、このアドミッションポリシーに合うような人材になれるように努力をすれば、志望大学にマッチした人材になりやすいと言うことです。

このアドミッションポリシー の確認は、特に、総合型選抜、AO入試を受ける人は必ず行うべきです。

自分のやりたいことと、大学・学部がマッチしているかがわかる

3つの方針を見れば、入学後に自分が大学でどのような学びを行い、どのような勉強をしていくのかが大まかにわかります。なぜなら、カリキュラムポリシーやディプロマポリシーは各大学の特徴や個性、理念を色濃く反映しているからです。

3つのポリシーを読んだ時に、「なんだか自分のやりたいことと違うかもなあ」と感じる場合もあるはずです。

自身の進路を選ぶにあたってその感覚はとても重要です。自分が本当にその大学・学部に行きたいのかどうかを判断するためにも3つのポリシーは大変有効です。

アドミッションポリシー の活用の仕方

では、具体的にアドミッションポリシー はどのように活用できるのでしょうか。

ここでは、一つの事例として、慶應文学部と総合政策学部のアドミッションポリシー を比較することによって、求める人物像の把握の仕方を実践します。

こちらを参考に、自分の志望大学・学部のアドミッションポリシー も確認してみてください

アドミッションポリシー比較|慶應文学部と慶應総合政策学部を事例に

慶應文学部のアドミッションポリシー

文学部では次のような資質・能力を有する学生を求めている。

・慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心
・先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語・中国語)
・与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力
・現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)

慶應文学部 アドミッションポリシー 一部抜粋

アドミッションポリシー から慶應文学部の求める学生像は

・学問に対する意欲や向上心がある

・古典や研究論文などの文献を読んでいる

・語学力が高い

・論理的思考力があり、かつ自分の考えを記述できる

・歴史的な知識がある

ような学生像であるとされます。

例えば、英検やHSK(中国語)、フランス語検定などの語学力に長けていたり、古典、例えばカントやヘーゲルと言った哲学書や、論語や聖書などを読むのが好きだったり、歴史知識に自信がある人は慶應文学部の求めている人物像に合致していると言えるでしょう。

慶應総合政策学部のアドミッションポリシー

総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。
従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。

慶應総合政策学部 アドミッションポリシー

アドミッションポリシー から慶應総合政策学部の求める学生像は

・問題発見、解決にこだわる

・社会で現実問題の解決に活躍してきた

・自主的な思考力、発想力、構想力、実行力がある

・自らの手で未来を切り開く力を磨きたい

ような学生像であるとされます。

例えば、これまで何かしらの自分の問題意識に基づいて活動してきた人などが当てはまるでしょう。例えば、海が大好きで、近年問題となっている海洋ゴミ問題を解決したいと、自分なりにボランティア活動や研究、実験などを重ねてきた、など、実践的な行動をしてきた人物は慶應総合政策学部の求める人物像に合致しているといえるでしょう。

慶應文学部と総合政策学部の求める人物像の違い

以上でみたように、同じ慶應大学であっても、学部によって「獲得したい学生像」は大きく異なります。

文学部では、論理的思考力や、歴史的知識、語学力などが重要視されるため、試験でもそのような評価軸が大きな配点を占めます。

一方、総合政策学部では、実践的に今まで問題解決に拘ってきたような学生が欲しいわけです。

このようにアドミッションポリシー を見ることで、その大学・学部に自分が適性があるかどうか、自分が受験するにあたって何をすれば良いのが明確になるでしょう。

大学の3つのポリシーの調べ方

大学の3つのポリシーを知るためには、

「大学名 学部 3つのポリシー」

と検索しましょう。

各大学のホームページが表示されるはずです。

大学によっては、大学のホームページと学部のホームページが別の場合もあるので注意してください。

総合型選抜(AO入試)に挑戦するなら3つのポリシーは必ず確認しよう!

これまでみてきたように、自分の志望大学、学部の3つのポリシーを確認することは、自分が大学側の求めている人材になるためにも、自分の求めている大学かを判断するにもとても重要なものです。

この3つのポリシーをしっかりと確認することで、自分にとって適切な大学選びに役立ててください!

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