総合型選抜を進める!目指すべき志を定めるための「ギャップ分析」とは

総合型選抜を進める!目指すべき志を定めるための「ギャップ分析」とは

「海洋ゴミ問題を深める!」「不登校について考えたい」「LGBTが活きる社会へ」などのように総合型選抜におけるテーマが決まった人において「テーマは決まったが、何すれば良いのかわかんない」という悩みを抱えている人は多いのではないだろうか。

部活においても、チームの目標が定まらなければ練習内容を決められないのと同じで、そのテーマにおいて目指すべき「目標」や「ゴール」を設定しなければ「やるべきこと」はなかなか見えてこない。そこで今回の記事では、自分が深めていくテーマにおいてゴール設定がしやすくなる「ギャップ分析」という方法を紹介する。

 

ギャップ分析とは、ある事柄における「現状」と、その事柄の「あるべき姿」を比較する分析手法だ。あるべき姿とは「理想」とも言い換えることができ、意味は「自分自身が達成を目指すゴール」のようなものだと思ってもらえるとわかりやすい。マリオでいう「クッパ討伐」、ポケモンのサトシでいう「ポケモンマスター」、鬼滅の刃でいうところの「鬼のいない世界」があるべき姿である。

この分析をすれば目標が定まるのはもちろん、現状とあるべき姿の間にどのようなギャップがあるのかを発見することでき、そのギャップを生んでいる「問題」を特定できるようになったりする。そしてその問題を解決していくことで、現状を少しずつ理想へと近づけていくことも可能になる。

「海洋ゴミ」というテーマで考えてみる

現状:2050年までにゴミは魚の量を上回り、ゴミは魚に悪影響を与え続ける。

あるべき姿:魚に悪影響を与えないような海であってほしい

この現状とあるべき姿に差があることはわかるだろう。ほぼ正反対となっている。このギャップが生まれている要因を特定していくと、解決すべき「問題」が見えてくるようになる。その問題を解決するアイディアを考え、それを実行すれば現状は理想へと近づく。その問題解決の過程において大学で学んだ方が良いことが見えてくると、大学進学の理由を語ることも可能になる。

ギャップ分析をするために、まずは現状を知ろう

ギャップ分析における「あるべき姿」というのは、人の価値観によって変化するという特徴がある。難しく聞こえるかもしれないがこれは簡単な話で、人によって「理想」や「問題」は違うというだけだ。

海洋ゴミ問題も「魚に悪影響を与えない海が理想だ」というあるべき姿を目指すなら、魚に無害な海洋ゴミのことは考えなくてよくなる。しかし「観光場所としての海を守るのが理想だ」というゴールを目指していくと、魚に無害なゴミも景観を阻害するのであれば問題になる。

このようにあるべき姿は、自分の価値観や問題意識によって定まっていく。

自分はそのテーマにおいて何が許せないのか、何を強く望むのかによって、自分の理想は定まりやすくなる。しかし、よく知らないことについて本来どうあるべきかを考えるのは難しい。そのため、ある程度はテーマの現状を理解しておくことが先決だ。

テーマの現状はどれくらいまで理解すべき?

あるべき姿の設定までにどれほど現状を知らないといけないのか、わからないという人もいると思う。

結論から言うと一つの指針としては、自分自身の問題意識の発生までは現状をリサーチしてみると良い。その理由は、闇雲にリサーチするのは効率性に欠けるため、目標のない状態での現状理解はなるべく早めに切り上げた方が良いためだ。調べていく中で、自分自身が許せないと思うことや、変化を強く望むポイントなどが生まれてきたら、その問題意識からあるべき姿を設定してみよう。その後は「あるべき姿はどうすれば達成できるのか」という目的に向かってリサーチを進めていけば良い。

現状を理解するための最初の勉強のことを私は「ファーストリサーチ」と呼んでいるのだが、問題意識発生までにすると良い効率的なファーストリサーチの詳しい解説は「~」の記事にて紹介しているのでそちらを参考にしてみてほしい。最も簡単なファーストリサーチは、その領域についてわかりやすそうな本を一冊呼んでみることである。

まとめ

テーマは決まったが何をしたら良いか路頭に迷っている人に向けて、ギャップ分析を通した目標設定の方法を紹介した。テーマが決まったばかりのタイミングは、小学生でいう「習い事」を始めたタイミング、中学校でいう「部活」が決まったタイミングに等しい。そのタイミングから何を目指すか、何を志すかを決めることで、自分の方向性や勉強すべきことが発見されていくようになる。そのためにまずは、軽くそのテーマの現状を理解するための「ファーストリサーチ」をしてみることをおすすめする。

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