「ロジックツリー」と「MECE」を理解して、問題の原因分析をしよう

「ロジックツリー」と「MECE」を理解して、問題の原因分析をしよう

「ロジックツリー」と「MECE」を理解して、

問題の原因分析をしよう

問題解決に取り組む人の中で、

「問題が何かはわかっているけれども、

どうすれば効果的な解決策を考案できるのか、正直よくわからない」

と悩んでいる人はいないだろうか。そのような人は、自分が解決を図りたいと思っている問題の「原因」を分析していくだけで、解決策が考えやすくなるかもしれない。そこで今回の記事では、問題の原因分析を効果的に進める考え方「MECE」「ロジックツリー」を紹介していく。

原因分析をすると、解決策が考えやすくなるの?

例えば「母親の機嫌が悪い」という問題があった時、

「母親の機嫌が悪い」ということしか情報がない時は、どうすれば機嫌が良くなるのかわからないが、それが「楽しみに取っておいたアイスを、知らぬ間に父親に食われてた」ということが原因だとわかると、問題の解決策を考えやすくなる。

このように問題の原因を知ることで、効果的な解決策が考えられる時がある。

「地球温暖化の進行をいかに食い止めるか」という問題も、地球温暖化の進行を進めているそれぞれの原因を理解することで、具体的な解決策のアイディアを考えられるようになったりする。

このように問題を構成している要素(問題の原因)を分解すると、問題の解決策を具体的に練ることが可能になっていく。

問題を構成している要素(問題の原因)を分解し、より解決すべき原因を絞っていくことを「原因分析」と呼んだりする。

原因分析をする時の注意点を知る!

この章では、原因分析をしていくときの注意点を紹介する。

原因の抜け漏れをなるべく防ぐ

まず大切なのは、原因の抜け漏れをなるべく防ぐことである。

問題の原因の認識に抜け漏れがあると、

「本当は考えなければいけなかった原因に気付けず、問題解決が失敗した…」

という事態に陥ってしまうことがあるため、なるべく原因の認識に抜け漏れがないよう心がけよう。

原因同士の関係性に注意する

次に大切なのは、原因同士の関係性に注意することである。

「大きく分けると原因は3つだな!」と思っていても、

よくよく考えて行くと、

「2つ目の原因は1つ目の原因を生んでいる原因の原因かも…

じゃあ主な原因は2つ?」みたいなことがよく起きる。

原因同士の関係性に注意しないと、何に対して解決策を考えれば良いのかがわからなくなってしまうため、原因同士の関係性を綺麗に整理しながら分析を進めよう。

原因分析の注意点を守るために、「MECE」に「ロジックツリー」を作る

先ほど紹介した、原因分析の注意点。

理解することはできても、実際に心がけながら分析するのは難しいかもしれない。そこでこの章では「原因分析の注意点」を効果的に守る方法を紹介していく。

結論それは「MECE」に「ロジックツリー」を作るという方法で守りやすくなる。

MECEとは何か

MECEとは「モレなく、ダブりなく分類する」という意味の分類手法である。

一番わかりやすいMECEの事例は「アンケート」の年齢欄だと思う。

アンケートでは、必ず誰もがどこかに記述できるよう項目が設計されている。

つまりMECEにアンケートを作ることで「アンケートをした全ての人を把握する」ことが可能になっている。

問題の原因を考えるときも、原因をなるべくMECEに把握できるように考えていくと、問題の原因の認識の抜け漏れを防ぎやすくなる。

山本秀樹著「次世代トップエリートを生み出す 最難関校 ミネルバ大学式思考習慣」ではMECEについて、以下のように説明されている。

問題を分解していく際に、MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive ー「モレなくダブりなく」ー)という分類手法を覚えておくと便利です。これは問題を要素分解していく際の心構えで、分解したものが全体を網羅しており、各要素にかさならないような軸(視点)で整理する、と言うフレームワークです。

(山本秀樹著「次世代トップエリートを生み出す 最難関校 ミネルバ大学式思考習慣」より抜粋)

ロジックツリーとは何か

ロジックツリーは、太い木の幹が細かい枝に分かれて行くように、大きな括りのものから、より細かい括りのものへ分類していく分析手法のことを指す。

図を見た方がわかりやすいので以下の図を参考にしてみてほしいが、これを用いて問題の原因を分析すると、問題の原因、その原因の原因、またその原因の原因という形で、原因同士の親子関係(何が何に属しているか)を守りながら分類して行くことが可能になる。

「MECE」に「ロジックツリー」を作ろう!

以上の知識を踏まえて、

なるべく「MECE」に「ロジックツリー」を作ってみよう。

MECEにロジックツリーを作れば、原因の親子関係(何に属する関係か)を整理できるため、原因の抜け漏れにも気付きやすくなるだろう。

原因を抜け漏れを認識していくのは最初は難しいかもしれないが、心がけるだけでぜんぜん分析の精度が違ってくるため、問題に対しての知識が増えていくたびにロジックツリーを作り直しながら、原因分析を行ってみることをおすすめする。

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まとめ

MECEにロジックツリーを作ることで、原因分析がしやすくなることを紹介した。問題の原因を整理していくことができれば、どのような解決策が必要なのか、問題の原因の中で解決できないものは何か、また解決しやすいものは何か、最も多くの原因にアプローチできる解決策は何かなどを考えていくことができるようになってくる。

原因分析を進めることで、問題解決を果たす具体的な解決策を考えられるようになろう。今回引用した、山本秀樹著「次世代トップエリートを生み出す 最難関校 ミネルバ大学式思考習慣」では、問題分析の方法について、MECE以外にも様々な方法が紹介されている。ぜひ一読してみることをお勧めする。

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