自分の「向いてる」「好き」を見つける自己分析の方法相対化グラフ!

自分の「向いてる」「好き」を見つける自己分析の方法相対化グラフ!

グラフを書くだけで自分がわかる

効果的な自己分析方法を紹介

 総合型選抜対策を始めたばかりの人にとっての一番の難題は「深めるテーマを決めること」だろう。

なるべく自分が活きるようなテーマを選択したかったり、自分が好きなテーマにしたいと思っていても、どうやってその「向いている」と「好き」を発見すれば良いのかわからないという人は多いと思う。

 そこで今回の記事では、グラフを書くことで効果的に過去を思い起こす自己分析手法を紹介する。

自分の過去を詳細に思い起こすことができれば、自分が何に向いているのか、どんなことなら好きになれそうかという判断軸を手にすることができる。

そうすれば自分を活かした志望理由のテーマや、自分が熱量を持って取り組めるテーマを選択することが可能になる。

志望理由のテーマ選択は、好きな料理を決めるのと似ている

 普通「好きな食べ物はなんですか?」という質問に、食べたことのない料理名を答える人はいない。

料理は食べてみるまで口に合うかどうかわからないからだ。だからこそ色々食べてみることで、人は好きな料理が決められるようになる。

このように「好き」という感覚は「経験」をすることで発生していく。

一目惚れだって同じだ。好きになる誰かが現れるまでは、その人を好きになることはないという、くつがえることのない「経験」が先で「感覚」が後という因果関係が成立する。

 この料理の例や一目惚れと同じように、自分には何が向いているか、何が好きかというのは何事も、今日に到るまでに磨いてきた「感覚」が決めていく。

感覚を磨く意識がなかった人も、無意識的に嫌なことは避けたり、好きな時間を感覚的に増やしたりする中で磨かれていたりする。

だからこそ、それに自覚的になるだけで、自分に向いていることや自分の好きなことは意外と見えてくる可能性が高い。

 しかし自覚的になろうにも「好き」と「向いている」を判断する材料になる過去の経験は基本的に忘却されてしまう。

小学3年生の時、自分は何が好きだったのか、自分は何に向いていたのか、パッと答えられる人はそう多くないだろう。だからこそ、過去を効果的に思い起こす方法が必要になる。

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自分の過去を効果的に思い起こす「相対化グラフ」

過去を効果的に思い起こす「相対化グラフ」という具体的な方法を紹介する。

まず横軸に年齢を取る。

そして縦軸には、

幸福度…0に行くほど不幸、10に行くほど幸福

上達度…0に行くほど上達が遅い、10に行くほど上達が早い

熱中度…0に行くほど夢中になれなかった、10に行くほど夢中だった

のいずれかを取る。この3種類のグラフ、全部書いてみても良い。

それぞれ数値は10ポイントで、5点が平均、つまり5より上がプラス、5より下がマイナスだと思ってグラフを書く。

 すると幸福度であれば、どの年齢の時に幸せなことがあったのか、どの年齢の時に不幸なことがあったのかが、自分の人生の中で自動的に比較されていく。

上達度であれば、どの年齢の時にやっていたことが上達が早かったのか、どの年齢の時にやっていたことは上達が遅かったのかが比較されていく。

熱中度であれば、どの年齢の時に何に熱中していたのか、どの年齢の時に何はすぐ飽きたのかなどが比較されていく。

意外と小学校の時上達が早かったことは縄跳びだったなあとか、中学で熱中したことは数学だったとか、今までは自覚していなかった自分の「感覚」が見えてきて面白い。

また横軸の年齢は数値を変更させることで、ある特定の短い期間を振り返ることにも活用できる。

例えば、高校の3年間を特に振り返りたいのなら、15歳を始点として、現在の年齢を終点に設定する。そうすると、高校3年間での自分の変動を、観察可能になる。

相対化グラフが効果的な理由

 過去がうまく思い出せないという問題を、この相対化グラフは「比較」という方法を取ることで打開を試みる。

「最も向いていたことは何だろう?」と考えたときにパッと思いつくことはできなくても、小学校の時やっていたAと中学校の時やっていたBであればBの方が向いていたというように、過去の経験を比較すれば思いつけるケースがあるため、ただ過去を思いかえそうとするよりは効果的に作用する可能性がある。

グラフを書く目的はあくまでも、過去を想起しやすくさせることにある。

まずは、あんなことがあったな、こんなことがあったなあと、このグラフで具体的に過去が思い出そう。

その後は

「これができたから、自分はこういうことに向いているのかもしれない」とか「共通項的に好きな領域はやっぱスポーツだな」とか

「これに夢中になれたからこのテーマは好きになれそうだ」

のように、自分自身の経験してきた過去を眺めながら、志望理由のテーマを選択して行くということが可能になる。

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まとめ

「あなたはどんなテーマであれば、他のテーマよりは活躍できそうですか?」

「あなたはどんなテーマであれば、他のテーマよりは熱中できそうですか?」

 この質問に答えられれば、自分にとって向いていることと、自分にとって好きなことを未来につなげて考えられていることを表している。

志望理由のテーマというものは、この「向いていて好きなテーマ」が自分の合格確率を最も高めてくれるテーマ、つまり自分にとって「最適なテーマ」である可能性が高い。

他にもテーマの決め方はあるが、単純に好きでなければつらい受験になってしまう可能性が高く、向いていなければ勉強が進みにくくなる。

自己分析が功を奏して、自分にとっての「最適なテーマ」が見つかったとしても、「他の何かよりは向いているし好きだけど、私よりこの領域で『すごい人』はいるだろうな…」と考えてしまう人もいると思う。

しかし、そのテーマが自分に最も向いていて他のことよりは熱中できそうなのであれば、あなたにとってはそこが最も勝負できる領域である可能性が高い。

なぜなら単純に、他のテーマでも「すごい人」はいるからだ。文系が理系に急に変えても、もともと理系の勉強が苦にならない人に簡単には勝れない構図に似ている。事実、自分より文系領域で頭の良い人に勝る方がまだ簡単ということである。

総合型選抜の受験が来るまでは努力を重ねられる。だからこそ自分が最も勝負できるテーマを選択し、早めから勉強を重ねていくことによって、その領域は私が最も取り組むべきだと自信を持って出願できる状態を目指そう。

相対化グラフ ワークシート

相対化グラフを実際にやってみたい方へ、ワークシートを共有しています。

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