「問題発見」「原因追究」「解決策」とは何かを、今一度整理してみようと思う

「問題発見」「原因追究」「解決策」とは何かを、今一度整理してみようと思う

「問題発見」「原因追究」「解決策」とは何かを、今一度整理してみようと思う

この記事では、全ての問題解決を志す方へ向けて「問題発見」「原因追究」「解決策」とは何かを整理してみようと思う。問題解決の考え方はさまざま存在するため、ここで紹介するのは一つの考え方ではあるが、なるべく基本的な内容となるよう心がけて記事を書いてみた。問題解決の助けとなれたら嬉しく思う。

問題発見とは何か

悪い状態にある事柄を、ある理想とされる状態へと変化させていきたいとき、「理想と現状のギャップを生んでいる要因」を取り除くことができれば、現状は理想へと近づいていく。その過程における「理想と現状のギャップを生んでいる要因を見つけようとする行為」を「問題発見」と呼ぶ。

(2010年度 慶應義塾大学入学試験問題 総合政策学部 小論文 資料1)では、問題発見について以下のように解説している。

問題を解決するには、まず何が問題なのかをきちんと把握する必要がある。(中略)「発見」に相当する英語であるdiscoverは、語源的にはcoverされているもの(隠れているものを)取り除く(disは反対の接頭語)という意味なので、「問題発見」というのは、未知の問題を新たに見つけるというよりは、一般的に定義されている問題を批判的に検討すると言う方が適切かもしれない。

(2010年度 慶應義塾大学入学試験問題 総合政策学部 小論文 資料1)より抜粋

皆が問題だと言っていることが必ずしも、解決すべき「問題」であるとは限らないということが、この文章からわかると思う。しかし解決すべき「問題」を見つけて取り除かない限り、問題解決を主体的に進めることは難しくなってしまう。だからこそまずは様々な視点から現状を理解しようとする意識を持つことが大切だ。現状を多角的に分析し「理想と現状のギャップを生んでいる要因」を発見しよう。

問題解決に原因追究が必要な理由

問題の原因とは「その問題を引き起こしている事柄」を指す。それゆえ原因が見えてくると、解決策を講じるべき対象が理解できるようになってくる。同じく(2010年度 慶應義塾大学入学試験問題 総合政策学部 小論文 資料1)では、「問題の原因追究」について以下のように解説している。

問題解決に近づくためには、次に問題の原因を追究していくことが必要になる。ある問題が生じるのはどうしてなのかを考えると、原因は一つではないのかもしれない。(中略)問題の原因、原因の原因、その原因の原因という形でどんどん追究することを「問題の構造化」と呼んでおこうか。(中略)構造化するうちに、問題自体がより具体的になってくるし、その過程で解決手段もある程度明確になってくる。

(2010年度 慶應義塾大学入学試験問題 総合政策学部 小論文 資料1)より抜粋

例えば地球温暖化という現象も、それを引き起こす原因は様々存在する。「二酸化炭素の増加」という原因なら「増加をくい止める策」が必要になり、二酸化炭素の吸収量が少ないという原因には「吸収を促す策」が必要となる。

増加を食い止めるには、化石燃料を用いない発電施設などが解決策に当たり、吸収を促すには、森林面積を増やすなどが解決策に当たる。このように、それぞれの原因ごとに必要な解決策は異なるため、原因を追究していくことで問題解決に必要な解決策を具体的に考えていくことが可能になる。

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解決策を再考する

解決策とは「解決に導く策」のことを指す。「問題解決に原因追究が必要な理由」の章で述べた通り、ある問題があったとしても、その問題を解決へ導いていく策は一つではないというケースがある。それは原因が複数存在するがゆえに、ある一つの解決策だけでは問題を「解決しきれない」という状況であることを意味している。問題の原因が複雑に絡み合って構造化している問題ほど、効果的な解決策を考えていくことは難しい。だからこそ問題の原因やその構造を理解した上で、その「原因を解決できる解決策」を考えていかなければ、問題は解決されない。また解決策は実行後に評価をしなければ、効果があったのかどうかを確かめることができない。だからこそ「実行と検証」を忘れないことも大切である。

それぞれの段階における具体的分析手法の紹介

AO FILEでは、「問題発見」「原因分析」「解決策立案」のそれぞれの段階において、その目的を推し進める具体的な分析手法をまとめている。自分がおかれている問題解決の段階に合わせて効果的に利用してみてほしい。

問題発見

原因分析

解決策

まとめ

「問題」「原因」「解決策」

これら用語は、意味を理解していなかったとしても感覚的に利用できてしまうと思う。だからこそ逆に、意味を履き違えて使ってしまうことがある。問題を解決していくために、今一度その意味を認識しておくことが大切だと考える。時には問題発見の手法、問題追究のモデルや理論、解決策の発想法などを効果的に利用して、時にはそれに依存せず自分で柔軟に思考し、社会の問題解決を果たして行ってほしい。

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