学習計画の作り方、書き方
コツや調べ方を解説!
AO/総合型選抜の出願書類では、「大学4年間の学習計画」を書きなさい、と指定される書類が多くあります。
また、面接試験においても学習計画を尋ねられる場合があります。
この学習計画/研究計画とは、実際に大学に入学した後の学びを明確するためにとても大事です。
したがって、AO/総合型選抜入試を受ける上では、大学入学後の「学習計画」を考えることはとても大事です。
本記事では、4年間の学習計画の作り方のコツや、具体的な大学での学びの調べ方などを解説していきます。
学習計画って何?
学習計画とは、その名の通り、「大学で何を学びたいのか」の計画を指します。
AO/総合型選抜では、志望大学、学部への強い希望がある人が出願しますよね。
大学側は、受験者が「なぜうちの大学に入りたいのか」が気になります。
その中でも、学習計画、研究計画が求められる場合には、受験生が大学に入学後に「何をどのように学びたいのか」を具体的に知りたい、という意図があります。
したがって、「学びの内容」を明確にする作業こそが、学習計画では必要です。
この学びの内容がどれだけ具体的に、明確になっているかで、教授も受験生がどれほど本気に、熱心に大学で学びたいのかがわかるのです。
では、具体的にはどのような内容を書けば良いのでしょうか。
学習計画/研究計画に書くべき内容
学習計画/研究計画具体的には、以下のような内容を調べましょう。
・なんの授業を取りたいと思っているのか
・特に学びたい教授は誰なのか
・具体的に入りたい研究室
・特に関心のあるコースや制度
なんの授業を取りたいと思っているのか
具体的に、志望大学・学部の授業を調べてみましょう!
大学の授業は、大学のシラバスを検索することでみることが可能な場合が多いです。
具体的な大学の授業の調べ方は「大学名 学部 シラバス」で検索すればヒットします。
詳しく知りたい方は大学で学べることの調べ方、シラバスとは何かをご覧ください。
その中で、自分のテーマに関連があったり、興味のある授業を探しましょう。
ポイントは、授業名だけではく、実際の授業の説明文章や、担当教授もチェックすることをお勧めします。
授業を調べた際にお勧めなのは、その授業での「参考図書、参考文献」をチェックすることです。
シラバスに記載されていない場合もありますが、授業の参考図書、参考文献は、授業を受講する上で前提となる知識が載っています。
その参考文献を読むことで、自身の研究テーマが進む場合も多くあります。
また、面接試験などでも「この本読みました!」とアピールすれば熱意を伝えられるかもしれません笑
是非チェックしてみてください。
[adchord]学びたい教授を探す
次に、自分が特に学びたい教授を探しましょう。
「この教授のもとで学びたい!!!」と大学側に熱意を伝えられれば、評価が高いでしょう。
自分が学びたい教授の探し方としては、
・取りたい授業の担当教授から探す
・教授の一覧プロフィールから探す
という2パターンがあります。
・取りたい授業の担当教授から探す
シラバスで、取りたい授業が決まったら、そこの授業の担当教授をチェックしましょう。その担当教授は、自分の問題意識や、研究テーマと近しい場合が多いです。あなたの研究に対して適切な知識を教えてくれるでしょう。
・教授の一覧プロフィールから探す
教授の一覧プロフィールから探すことができます。
大学のホームページには、在籍している教授の一覧を検索できる場合が多いです。
調べ方としては「大学名 学部 教授一覧」
と調べれば出てきます。
そこから教授の専門分野などから、自分の興味関心の高い教授を探しましょう。
分野だけだと、詳しくはわからない場合が多いので、気になる教授がいたら、メモして、教授の名前で改めて検索し直しましょう。
そうすると、その教授の詳しいプロフィールや、論文などができてきます。
学びたい教授の実際の論文を一読し、自分の問題意識と照らし合わせてみましょう。
研究室を探す
次に、入りたいゼミ、研究室を調べてみましょう。
ゼミ、研究会(研究室)は、少人数を対象にした、特定の分野を深く探究していく学習形態のことを指します。
担当教員の下で自分の研究テーマを深掘っていったり、似たような関心を持つ仲間達と特定の議題についてディスカッションなどを行います。
大学での学びの軸となるのがこの研究室です。研究室において卒論執筆などを行っていく場合が多いため、研究室、ゼミ選びはとても重要です。
ゼミは「大学名 学部 ゼミ(もしくは研究室)」と調べれば出てくる場合が多いです。
基本的にゼミは3年次から入る人が多いです。
入学前の段階でも、自分はどの研究室でどんな研究を深めたいのかを考えておきましょう。
ゼミ、研究室についてもっと知りたい方はこちらの記事もご参考にください。
大学でよく使う用語まとめ。ゼミ、インターン、単位って何?
関心のあるコース、制度
各大学にはそれぞれ特徴的なカリキュラム制度やコースが用意されている場合があります。
それらに関心のある場合には明記すると良いでしょう。
例えば、法政大学国際文化学部には「情報文化コース」「言語文化コース」「表象文化コース」「国際社会コース」と言う4つのコースが設定されており、3年次から選択できます。
また、Study abroad プログラムという半年間の留学プログラムがあることも特徴的です。
他にも中央大学法学部には「法曹養成コース、」「国家公務員養成コース」が用意されています。
立教大学の異文化コミュニケーション学部では通訳者養成コースがあります。
以上のように、大学、学部別で特色のあるカリキュラム、制度、プログラムなどが用意されていることがあります。
それらを利用したいと考えている人は、その旨も書くと良いでしょう。
4年間に落とし込もう!
具体的に
・取りたい授業
・学びたい教授
・入りたい研究室
・関心のあるコース、制度
を明確にできたら、次はその計画を4年間に落とし込みましょう。
ざっくりとで良いので1、2年次にはどんな授業をとって、コースやプログラムはいつくらいに行いたくて、3年生からは〇〇ゼミに入りたい!と言ったように、流れとしての大学の学びを構築してみてください。
1年ずつに落とし込むことが困難な場合は大学1、2年を前半、3、4年を後半と区切って学びを落とし込む形でもOKです。
大切なのは、学びを具体的に落とし込み、言語化することです。
[adchord]学習計画/研究計画を書くときのコツ
・無理のない学習計画になっているかを確認する
学習計画は、実際に大学4年間であなたが学ぶ内容を具現化するものですから、現実不可能なものになってはいけません。
例えば、実際に大学で1年間に取れる授業の数は20程度です。そして、の20の授業のうち1/3~1/2は必修授業ですから、実際に自分で選択できる授業はそれほど多くないことは知っておくと良いでしょう。
学習計画の中に具体的な授業名を書く場合に2〜3個程度が無難でしょう。
なんのために、何をしたいのかを明らかにする
なんのために(目的)なぜ(理由)その学びが必要なのかをストーリーを作って記述することも大切です。
ただ、授業名や入りたい研究室を羅列してはいけません。あなたが何を知るため、何を学ぶためにその学びが必要なのか、というストーリーを組みましょう。
学習計画/研究計画を記載する必要のある大学・学部の例
例えば、以下ような大学・学部では学習計画を志望理由書や自己推薦書などの書類に記述しなければなりません。
立教大学 異文化コミュニケーション学部 自由選抜入試 方式B
異文化コミュニケーション学部5年一貫プログラムを志願するにあたって、下記4点に触れて 2,000 字程度で作成。
1.志望する専門コースを選んだ理由
2.学部4年間で特に学びたいこと
3.大学院で研究したいこと
4.大学/大学院での学びをどのように将来に生かしたいか
法政大学 国際文化学部 SA入試
SA希望先の言語・文化について、入学後、何を、どのように学びたいか(約600字)
慶應義塾大学SFC AO 入試
志望理由書:志望した理由と入学後の学習計画、および自己アピールを自由に表現
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志望理由書のテーマの決め方、深め方、研究の進め方、志望理由書の書き方などを知りたい方は、以下の記事等も参考にしてみてください!
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