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AO入試が辛い、やめたいと思っている人、AO入試に挑戦して落ちてしまった人へ

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AO入試はつらい

AO入試って辛いですよね。

こんにちは。

AO FILEを運営しているたぬきです。

僕はこれまでAO入試を2年ほど教えていて、50人以上の生徒がAO/総合型選抜入試に挑んでいくのを見届けてきました。

そんな僕が思うのはAO入試はめちゃくちゃ辛いってことです。

絶対に行きたい大学・学部がある、そのために全力で行動してきた。

毎日死ぬほど、勉強して、答えの見えない研究テーマに向かって試行錯誤して、何百時間って時間をかけて志望理由を完成させた。

でも、いざ合否発表を見てみると「不合格」の三文字だけが映る。

なんで落ちたのか、何がダメだったのか何もわからないまま自分が否定される。

そんな人たちをたくさんたくさん見てきました。

僕自身も現役時代、AO入試を受けて第一志望に不合格でした。

今までの自分が否定された気持ちになって、そのあと何もやる気が起きなかったのをすごくよく覚えています。

AO入試は、「勉強しなくて楽な入試」なんて周りから言われることが多いです。

「一般受験の人は毎日机に向かって英語や数学を解いているのに、お前らはやりたいことだけやって大学受かるんだもんな」

なんていわれたり

「AO入試は逃げ」なんて卑下されることもあります。

しかし、現役時代からずっとAO入試に関わってきた僕が思うことは、

「AO入試は逃げなんかじゃ決してないし、めちゃくちゃ辛いし、すごく価値のあるものなんだ」

ってことです。

AO入試はたしかに、「学びたい内容を自分で決められる、比較的自由な入試」ではあります。

でもそれは全く簡単なことじゃありません。自分としっかり向き合って、やりたいことを見つけて、研究なんてしたことないのに研究テーマを見つける。

AO入試だって入試です。

ですから当たり前ですけど勉強が必要です。

ただ、学びの方向性が一般受験とは異なるだけで、辛い時、耐えないといけない時はもちろんあります。だって勉強なんですから。

しかも自分でそしてあってんだか間違ってんだかわからない中で、本を読んで、フィールドワークをして、研究を進める。

正解がない分、不安です。

一般受験みたいに解答と解説もありません。だから正解は自分で決めないといけないんです。

しかも偏差値なんて概念がないから、自分が受かるなんて保証はどこにもないし、倍率も高い。一般受験の勉強の時間も少なくなるし両立するのはすごく大変。

そんな入試が楽なはずありません。

もしあなたが今辛い思いをしているんだとしたら、それだけ真剣に取り組んでいる証拠だと思います。

そして、そんなあなたたちの姿勢を誇りに思います。

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AO入試が辛い、やめたい、と思っている人へ

AO入試は、正解がない分、進んでいるのか進んでないのかもわからないし、受かるかどうかも運ゲー。

研究を進めてるつもりなのに、結局自分が何をしたいのかわかんない、、、

そんな時が一番「AO入試をやめたい」って思う時だと思います。

一生懸命やってるのに、それが成果になってるかわからないってめちゃくちゃ辛いですよね。

合格に近づいているのかわからないんですから。

「大学に入る」という目的を考えた時に、AO入試は一つの手段です。どうしても行きたい大学があるのであれば一般受験という選択肢があります。

現在の日本においてAO入試と一般入試という二つの入試形態があるのは、それぞれ適正にあった人材を選考するためです。

つまり、世の中にはAO入試が向いている人と、一般受験の方が向いている人がいます。

僕が関わってきた生徒の中では「AOの勉強していると手が震える、、、」といっている人さえいました。

AO入試には、向いている人と向いてない人がいます。

ここまで、一生懸命やってきて、「私は一般受験の方が向いている!!」と思うのであれば、「大学への合格」という目標のためにAO入試を止めるという選択をするのも良いと思います。自分の適性がわかっただけでもうけもんです。

その判断をするのは、決して逃げではなく、勇気のあることです。だから今一度、自分と対話してみてください。

あなたがAO入試を選んだのは何故なのか。何のためにAO入試を受けたいと思ったのか。

AO入試を取り組んでいて辛いのは、「合格できるかわからない」というところが一番大きいと思います。

「AO入試は、特別じゃないと受からない」「自分のやりたいことが決まっていて、めちゃくちゃ活動している人しか向いていないんだ」

ネガティブになるとそんなことばっかり考えてしまいます。

でも、AO入試だって受験だし、勉強をしていてつまづくことなんていくらでもあります。

他のAO入試を受けている人たちがみな、順風満帆に進んでいるかといえばそんなはずありません。

今は、全受験生の4割がAO/推薦入試を経て入学してます。

この数意外と多いですよね笑

これだけの大きな枠がある中で、あなたばかりがうまくいってないかといえばそんなことありません。

だからこそ、自分ばっかりが進んでないんじゃないか、、と不安になる必要はありません。

それは誰もが通る過程だからです。

そして、僕がAO入試を教えていて思うことは、「想いは伝わる」ということです。

その研究テーマや、自分のやりたいことに向かってどれだけ考えてきたか、というのは、その人の作った書類を見ると不思議とわかるものです。

でもそうやって、辛いときに、「やっぱやめた!」と逃げ出してしまったり、適当なところで満足してしまう人が多くいるんです。僕はそれはとてももったいないことだと思います。

今あなたが苦悩して、悩んでいるという事実は、それだけあなたが真剣に取り組んでいるということを示しているとも言えると思います。

どれだけ熱心に本を読んで、論文を読んで、フィールドワークを重ねたか。その努力の過程は必ず読み手に伝わります。

熱心に、苦悩しながらあなたが考えたことは、価値です。

パスカルが「人間は考える葦」であると言ったように、考え、苦悩することこそが新たな価値をうむのです。

今のその苦しみは、あなたの取り組みを示すものです。

きっとその過程は、あなたを救います。

これは僕の持論ですが、「出願までに一番涙を流した人が最後は笑う」

一番辛い思いしてしんどい思いした人が、最後には合格を手にして言ったのを僕は多くみてきました。

だからこそ、負けないで、頑張って欲しいって、思います。

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AO入試に挑戦して落ちてしまった人へ

AO入試に、挑戦して、落ちてしまう、それって、一般受験で落ちるより辛いと思うんですよ。マジで。

だって、AO入試って、マークシートとかじゃないんですよ。自分のやりたいこととか、人生とか、哲学とか、全部ぶつけて書類作るんですから。

しかも、本当にその大学に行きたくて、一生懸命調べて、学習計画も立てて、憧れを寄せて。その解像度が高ければ高いほど辛くなります。

それって自分の人生否定された、みたいな感じになるじゃないですか。

正直、AO入試には、運の要素もあります。

所詮書類選考だけではその人のことなんてよくわからないし、ただ運悪く相性の悪い教授に選考されてしまっただけかもしれません。

絶対にこの子は受かるだろ、って思ってた子が落ちてしまう、それがAO入試です。

そんな風に、行きたかった大学に否定されて、不合格になってしまった場合にはすごくきついですよね。

ただ僕は思うんです。AO入試の本質は、自分自身に向き合うことなんだって。

こんなこと言うと綺麗事に聞こえるし、実際綺麗事だとも思います。

でも、あなたが本気でAO入試に向き合ったなら、そこで「自分のやりたいこと、興味のあること、頑張りたいこと」がきっと見つかったはずです。

17歳、18歳という若い時期に、その経験が本気でできたのであれば、やりたいことを本気で探して探究できたのであれば、それは何事にも替えがたいことだと思います。

あなたはこれまでの人生で、ここまで本気で、自分に向き合ったことってあったでしょうか。

学歴至上主義、と言われる現在の日本で、子供たちの目標は自然と、良い大学、良い会社に入ることになっていきます。

確かに、良い大学、良い会社に入ることができれば、お金はたくさんもらえるかもしれません。

しかし、その人生は、あなたが善だと思うことを探す時間や機会を奪っているのではないかと感じるのです。

しかし、それが果たして本当に幸せな人生になるのでしょうか。

日本では年間30000人の自殺者がいて、社会に苦しめられ、人生を謳歌できない人が多くいる中で、その一つの原因が「自分と向き合う時間が圧倒的に少ないこと」があると僕は思っています。

良い大学に入ることが目標だから、その後、自分が何したいとか、どんな風に生きたいとか、何勉強したいとか、そんなことがわからないまま、人生が過ぎていく。そんなのってすごく退屈で、悲しいことだと思いませんか?

人生において、本気で自分と向き合う機会なんて早々ありません。しかも往々にして、人というのは大事なことほど深く考えないものです。

何かきっかけがないと、まあいっか、って思って考えるのをやめてしまいます。考えるのって労力が要りますから。

でも入試っていう一つのゴールがあれば、自身について本気で考えられる、そんな機会が与えられます。その機会を存分に生かすことができたなら、もし大学に不合格であったとしても、人生設計の中では成功です。

AO入試のために使ったあなたの時間は掛け替えのないものになるでしょう。

だから、自分を責めないで、しっかりと落とし込んで、向き合って、自分に自信を持ってくれれば僕は嬉しいです。

最後に、AO入試は基本的に早期で決まります。つまり、あなたには一般受験のチャンスが残されているはずです。

大学のアドミッションポリシー は、AO入試だろうが、一般受験だろうが変わりません。

AO入試に挑戦した人は、必然的にその大学で取りたい人物像に近づいているので、一般受験でも受かりやすくなっています。特に入試科目で小論文がある大学では、それが顕著です。

今から一般受験なんて、、って思うかもしれませんが、AO入試に落ちてしまっても、結果的に一般受験で志望大学に合格した、という人を数多くみてきました。今からで遅いなんてことはありません。絶対に間に合います。

AOやってたから、一般はむり、、なんてのはそんなことありません。

最後は気合です。絶対にできる。

AO FILEは、頑張る受験生を全力で応援したいと思っています。

あなた方の人生が今よりももっと良くなるように願っています。

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