研究の3つの意義とは?(学術的/社会的/個人の意義) AO/総合型選抜対策

研究の3つの意義とは?(学術的/社会的/個人の意義) AO/総合型選抜対策

志望理由を書くときに意識したい

研究の3つの意義って?

こんにちは。

今回はAO/総合型選抜対策としての【研究の3つの意義】を紹介していきます。

突然ですが、研究には【意義】が必要です。

志望理由書を書くにあたっても、その研究の意義があるのかは必ず意識しなければなりません。これは面接試験対策としても非常に重要です。

今回の記事では、

志望理由書を書くにあたって意識したい「研究の3つの意義」ついて解説していきます。

研究の3つの意義

-研究の3つの意義-
・学術的意義
・社会的意義
・自分の成長への意義

研究には、学術的意義、社会的意義、自分の成長への意義という3つがあります。

研究を進めるにあたり、この3つの意義が満たされていれば満たされているほど、研究としての評価も上がります。

つまり、志望理由書としての完成度も上がるということです。

面接試験では、意地悪な試験官に当たると

「この研究のオリジナリティは?」

とか

「この研究の新規性は?」

なんて聞かれることもあります。

しかし、この3つをきちんと満たしていれば、それらの質問にも簡単に答えることができるのです。

では、それぞれの意義について解説していきます。

学術的意義

学術的意義まとめ
・学術的意義とは、同じような研究分野で研究を進めている
 研究者や学生の役に立つ研究をするということ

・そのためには先行研究の十分な検討が必要

・出願時点では「何を研究したいか」までわかっていればOK

 

学術的意義とは

学術的意義があるとは、

同じような研究分野で研究を進めている研究者や学生の役に立つ

というです。

同じようなテーマ、トピックで研究を進めている人は、いわば同じ分野に関心のある同志です。

その人たちが、あなたの研究成果や論文を読んで

「なるほど!その視点はなかった!」

と役に立てば、「学術的意義がある」と言えます。

言い換えれば、彼らに新しい知見を加えるということです。

しかし、学術的意義を加えることは簡単ではありません。

なぜなら、「既存研究にあるものには学術的意義はない」からです。

研究とは、先人たちの積み上げからなるものです。

ニュートンが万有引力の法則を明らかにしたから、アインシュタインが相対性理論を打ち立てることができたのと同じです。

しかし、すでにニュートンが万有引力の法則を明らかにしているのに、もう一度同じことを同じ手法で明らかにしても意味がありません。

だからこそ、「新しさ」が求められます。

つまり、学術的意義とは、既存研究では明らかになっていない何かを検討、検証することなのです。

研究に学術的意義を持たせるには?

今までわかっていることを調べるのは、研究ではなく、勉強になってしまいます。

これを「研究」にするためには、自分の関心のある分野、研究分野の先行研究を理解する必要があります。

「既存の先行研究でどこまで明らかになっているか」

を理解した上で、自分は何を明らかにしようか、と考えることが研究です。

そんなことできないよ!!!と思うかもしれません。

その場合には、まず「絞る」ことを意識しましょう。

例えば、これまで日本全域で考えていたものを、地域単位や市町村単位に絞ったり、やれる施策が多くある中で1つか2つに絞るのです。

実際に1人の自分にできることには限りがあります。その中で自分にできることを探すことが社会貢献につながります。

だから、絞ることは研究において良い手法です。

ちなみに、志望理由書を書いている時点では、自身の研究に学術的意義は必ずしも必要ありません。

重要なのは、既存でどこまでわかっていて、「自分は何を研究したいのか」がわかっていることが重要です。

社会的な意義

社会的意義まとめ
・社会的意義とは、その研究を行うことが社会のなんの役に立つのか、
 を考えること

・必ずしも社会的意義のために研究しなくてもいい。
 ポイントは応用方法を考え、伝えること

 

社会的な意義とは

社会的意義とは、その研究を行うことが社会のなんの役に立つのか、を考えることです。

社会のなんの役に立たない調べは、研究ではなく趣味です。

ただ、自分の知りたいこと、興味があることを追求することは決して悪いことではありません。

ただ、あなたの行っている研究をどのように応用すれば、社会の役に立つのかを考えましょう。

基本的に研究活動は社会のなんらかの役に立つことが多いです。

ただ、その役に立ち方を社会に教えてあげることが大事です。

「バナナは滑る」から社会的意義を考える

2014年に「イグ・ノーベル賞」を受賞した北里大・馬渕教授らは

「バナナは滑る」ことを証明しました。

研究内容は、「バナナの皮の上を歩いた時の摩擦係数が、通常と比べて6分の1しかないことを明らかにした」というものです。

バナナは滑ることを証明したって社会のなんの役に立つの!?

と突っ込みたくなってしまいますよね。

実は、馬渕教授は人工関節の滑らかな動かし方などが専門であり、バナナの皮を滑りやすくする多糖質の粘液は関節皮膜にも応用されているというのです。

「この概念は人工膝関節を設計するのに役立つ」と馬渕教授はBBCニュースに語っています。

この例のように、自分の研究が、社会のなんの役に立つのか、を視点を変えて考えてみると、社会的意義は見つけやすいものです。

また、自身の研究が社会の役にたつかどうしてもわからない場合は、自身の研究内容をいろいろな人に話してみましょう。

そこで、新たな視点からのアドバイスがもらえれば、社会への生かし方が見つかる場合が多いです。

このように、社会への換言の仕方を考えることも研究においては重要です。

自分の成長や関心に意義があるのか

学術的意義まとめ
・自分の関心、成長につながるテーマを選ばないと研究が続かない

・でも一定程度覚悟を持って進めてみることも大事

 

最後に、自分の成長につながるかどうかを考えましょう。

研究活動は、自分の時間やお金をたくさん使う大変なものです。

その研究にどんなに社会的意義や学術的意義があったとしても、自分が興味がない、関心がない、となってしまってはモチベーションが続きません。

したがって、研究内容は「自分が知りたい!」と思える内容をしっかりと選ぶことが大事です。

それも立派な「あなたが研究をやる理由」です。

正直、研究は楽しいものではありません。

地道な作業が多く、文献調査やインタビューなど、多くの労力がかかります。

研究はすごく時間がかかり、大変なものなのです。

それだけの労力をかけても良い、と思えるようなテーマを決めてあげることが大事です。

しかし、研究を行うに当たって、最もやってはいけないのは「すぐに研究テーマが変わること」です。

それではいつまでたっても研究が進まないからです。

だからこそ、しっかりと自己分析を行い。自分のテーマを選んであげたらあとは、辛いことも多いと思いますが、走り抜けましょう!

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