「やりたいことがない人はたくさんいる」という言葉に、かなり重みがあったことを覚えている。「やりたいこと」というのは、誰もが必ず出会えるものではないのかもしれない。そんな「やりたいこと」に対して、総合型選抜は嫌でも目を向ける機会となってくれる。
実際「やりたいことを探す時間」は、自分に余裕のあるときにしか訪れない。
高校生は基本的にめちゃくちゃ忙しいが、大人になって誰か守る人ができたときよりは余裕がある。やりたいことを探すよりも考えないといけないことがある時は、やりたいことなんて言ってられなくなるのが現実だ。だからこそ、こんなに贅沢で素晴らしい機会は、今後それほど多くは訪れない。
だからこそ総合型選抜を通して一度本気で「やりたいこと」と向き合ってみることで、それを見つけることができるかもしれない。そして大学の期間を、自分のなりたい姿に向かって勉強ができる4年間にすることが君にはできるかもしれない。そんな未来のために、この機会の贅沢さを噛み締めて、本気で総合型選抜と向き合ってみてほしい。