「ここら辺で美味しい中華料理屋って『どこ(Where)』にありますか?」
日常会話でも人に何か聞きたいことがある時は、5W1Hの疑問詞を使って聞くだろう。
5W1Hとは、
Who(だれが)/ When(いつ)
Where(どこで)/ What(なにを)
Why(なぜ)/ How(どのように)を指し示す言葉である。
質問をするとき、質問者の特に聞きたい情報がこの5W1Hに置き換わる。
この中華料理屋さんを聞いている質問は、中華料理屋は『どこか』を聞こうとしているので、この質問で聞きたい情報は「Where」→「どこにあるか」であることがわかる。
この質問がされた時に、美味しい料理屋さんがある「場所」を答えれば、それは質問に答えられている(Whereの部分を補う回答ができている)ことになるが、それ以外の「what」、「who」などを答えるような回答をしてしまった場合は、質問者からすると「それは聞いてないんだよなあ」となってしまうのは感覚的にもわかると思う。
例えば、
「何が美味しいって、餃子がうまいんすよ!まじで!!」とか、
「そこの店主が実は中国で5年も修行してて…」みたいな返答だと、
「What」や「who」に対する返答になってしまっていて、
質問者が聞いている「where」への返答になっていない。
これと同じように、小論文の問いの中でも、問題の中で5H1Hになっている部分を探してみると、答えないといけないこと(小論文の中に含めないといけないこと)が見えてくるようになる。
要するに、問いの中に含まれる5W1Hを見れば、何が聞かれてるのかわかる。