次は問いを読解する。小論文で何に答えないといけないのかを読み取る。問いの読解の仕方に関しては、~の記事で詳しく説明しているので省く。今日は時間活用術の話なので、この段階で確認すべき「小論文の字数」の話をする。字数を確認して、このタイミングで、だいたいその字数を書ききるために必要な時間に目処を立てよう。
実は「書く内容が決まっている状態で、あとは書くだけ」という人と、「書く内容決まりきってないけど、書きながら考えよ!」という人がいた時、結果的に早いのは「書く内容が決まっている状態で、あとは書くだけ」の人であることが多い。
「書く内容決まりきってないけど、書きながら考えよ!」のタイプは、書き始めるタイミングは早いけど、途中で抜かされるケースが高い。それに途中で内容が繋がらなくなって「全部消す!」みたいになる確率も高いので、基本的には「構成を立てて内容に筋を通してから、小論を書く」ことを心がけよう。
なのでこのタイミングで目処を立てるべき「小論文を書くのにかかる時間」というのは「書く内容がほぼ決まっていて、後は書くだけ状態」であるときに、字数を書く自分のハンドスピードとして計算してね。
ここまでくると制限時間の中で「確保しておかないといけない時間」が見えてくる。
「資料文読解にかかりそうな時間」と「小論文を書くのにかかりそうな時間」を、小論文を実際に解き始める前に確保しておこう。
それで残った時間を「問いの読解」と「構成メモ」の時間に当てる。
そういう風に考えていくと、「予想外に何かに時間がかかり過ぎてしまって、解ききれなかった…」みたいな状態を防ぎやすくなるよ!