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【3分でわかる】メディアリテラシーとは ?養うための4つのコツ

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メディアリテラシーとは

わかりやすく解説!

君はメディアリテラシーがない」

「研究をするにはメディアリテラシーが大事だ

こんな言葉、よく聞きませんか?

メディアリテラシーというと、「メディアに対する批判的な思考力、分析力」と説明されることが多いですが、批判的な思考力ってなんやねん!ってなりますよね。

今回の記事では、メディアリテラシーとは何かについて、誰でもわかりやすく簡単に説明していきます!

メディアリテラシーとは

メディアリテラシーとは、簡単にいうと

「一つの情報を鵜呑みににするな! 自分で正しいのかどうかをしっかりと考えよう!」

という概念です。

そもそもメディアとは、「媒体」を意味することで、特に近年では「情報伝達媒体」を指すことが多いです。

情報伝達媒体とは例えば、テレビ、インターネット、ラジオ、新聞、広告などです。

リテラシーとは、ある特定分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理し、それを自分の言葉で表現したり、判断する能力」です。

もともとは識字率や読み書きの能力を指しますが、近年では上記の意味合いで使われることが多いです。

つまり、メディアリテラシーとは、

「テレビやインターネットと言った情報媒体に対して、正しく理解、分析、整理し、自分の言葉で表現、判断する能力」を意味します。

このことは、より簡単に言い換えれば、ある情報を鵜呑みにしないで、自分で理解して考えてみよう!

という意味として捉えられます。

メディアリテラシーってなんで必要なの?

メディアリテラシーがなぜ必要なのかというと

世の中には、間違った情報や、偏った情報に溢れているからです。

だからこそ、間違った情報や偏った情報の中から、「自分が正しい」と思った情報をピックアップし、判断する力が求められます。

間違った情報や偏った情報はテレビや新聞、インターネットなど全ての媒体に当てはまることです。

テレビや新聞でも偏りや間違った情報ってあるの?と疑問に思うかも知れません。

結論は「当然あります」

情報に偏りや間違いがある理由は、情報を発信する側には「意図」があるからです。

つまり、情報を発信する側には、自分の発信したい意見や、意図が反映されています。そこにある「事実」と「解釈」は分けて考えないといけません。

例えば、日夜ニュースを騒がせる話題として「日中関係」「日韓関係」があります。特に慰安婦問題や尖閣諸島問題が激化した際には連日「韓国は反日だ」「中国は嘘ばかりついている」というような報道がなされます。

もちろん、それは正しい場合もあるでしょう。

しかし、このような報道にも「意図」があることが忘れてはいけません。

というのは、新聞やTVには、「事実」を報道しなければならないという使命がある一方、「視聴率をあげたい」「もっと売れて欲しい」という意図があります。

基本的にテレビや新聞も「売れなければ」意味がありません。そうでなければ、テレビではスポンサーがコマーシャルを打ってくれないし、新聞も見られません。

そうなったときに、もしTVや新聞社側が「中国や韓国を批判した方が、売り上げが伸びる」と判断した場合には、ある事実に対して批判的な解釈をつけて報道する場合があるかもしれません。

つまり、韓国では、日本製品の不買運動と、日本ともっと仲良くするべきだと主張するデモ活動両方が行われていたときに、意図的に不買運動のみを取り上げて報道するかもしれません。

民間の会社は必然的に「ビジネス(売り上げを上げる)のために、ニュースや記事を作る必要があります。(これをコマーシャルジャーナリズム 商業ジャーナリズム)といいます。

このように、情報を発信する側には、発信する側が読み手に「こう感じてほしい!」という意図があることをわからなければなりません。

この意図を知らずに情報を鵜呑みにしてしまえば、自然と、情報発信者の思う壺になり、事実や真実が見えなくなってしまう可能性があるのです。

メディアリテラシーを持つためのコツは?

メディアリテラシーは「ある特定の情報を正しいのか正しくないのか。」「その意見は偏っているのではないか?」と冷静に受け止める姿勢や力を指します。

では、どうしたらそのようなメディアリテラシーは身につくのでしょうか。

今回は、メディアリテラシーを持つためのコツを4つ紹介します。

1)複数の情報を確認する

まずは、複数の情報を確認しましょう。ある一つの事象があったときに、一つのメディア媒体からのみの情報のみを頼ってはいけません。

同じ事象に関しても3つか4つほどの別の情報を確認することが良いです。例ええば、同じ新聞記事であったとしても、毎日新聞の報道、産経新聞の報道、日経新聞の報道を見比べてみれば、ある事件に対する報道の仕方が全く異なることに気づくはずです。これは、新聞だけではなく、各社が出しているネット記事でも同様です。

このように同じ事象に対しても複数の情報を確認することが重要です。

2)情報ソースを確認する

情報ソースとは、情報源です。情報の出どころがどこなのかはしっかりと確認しましょう。

例えば、TVでのアンケート調査があったときに、80%の人が現在の政権に反対です!と報道していたとしても、アンケートの母数や、アンケート対象が誰なのかなどを確認しなければその情報が正しいかどうかはわかりません。

もしかするとアンケートにおける80%とは、5人中4人が反対なだけかもしれません。また、アンケートを行った対象が、現政権に対して反対のグループ(例えば野党とか)の場合は当然反対意見が多くなります。

このように、数字が正しいかどうかを判断するには、情報のソースをしっかりと確認する必要があります。

3)誰の情報なのかを確認する

「誰が情報を発信しているのか」を確認することも大変重要です。

例えば、SNSで拡散されている情報や、ある発言力の大きい人が主張している内容も「どんな情報を下に」主張しているのかを確認する必要があります。。

その情報源が、東大の教授の意見なのか、ただの学生の意見なのかで情報の信頼性は大きく異なるのです。

だからこそ、「誰の情報なのか」という点などから「情報の信頼性」を確認することは大変重要です。

4)反対意見を確認する

反対意見をあえて確認することも大変重要です。

例えば、「原子力発電所の再稼働に反対」と主張している人の話のみを聞いていたら、あなたはおそらく原子力発電所の再稼働に反対の意見を持つでしょう。

しかし、ここであえて「原子力発電所の稼働に賛成」という意見を持っている人の話を聞いてみましょう。

そうすると、あなたの意見が全く変わることもあります。

自分の持っている情報にはバイアス(偏り)があるということはしっかりと理解することが重要です

そのバイアスを取っ払うには「反対意見を聞く」という方法が大変有効です。

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現代社会におけるメディアリテラシー(情報リテラシーとSNSリテラシー)

現代社会はより「メディアリテラシー」が求められるようになっています。

なぜなら、「情報が多様化」しているからです。

情報の多様化とは、情報が溢れかえっていることを意味します。

人々は、スマートフォン、特にSNSの普及などによって、TVや新聞、広告だけではなくSNSで情報をやり取りするようになりました。

TwitterやFacebook、また近年では誰でも情報を発信できるNOTEと言ったサービスなど、誰でもなんでも情報が発信できます。

これが、情報の多様化です。

そんな情報が溢れかった日常の中で、「何が正しい」情報なのかを判断するのが難しくなっています。

しかし、誰でも情報を気軽に発信できるようになったため、情報の信頼性や、ソースを確認することが難しくなってしまっています。

だからこそ、「この情報が絶対的に正しいのかどうかはわからない」という態度を常に持ち続けることが重要です。

このことを「情報リテラシー」といいます。

これからは、SNSと言ったメディアに対してのSNSリテラシーも含めて、情報に対して、自分で冷静に受け止め返してみる、と言った姿勢が大切です

研究におけるメディアリテラシーの重要性

このような、情報やメディアに対してリテラシーを持つことは、研究をする上でも大変重要です。

研究を進める上では、ニュースなどで情報収集したり、先行研究を読んで、研究の参考にすることがあるでしょう。

しかし、ニュースや先行研究も「誰」が発信しているのかを考えることは大変重要です。

例えば、日中関係を研究しているに当たっても、基本的に日中関係を研究している人は、中国が大嫌いな人は少ないです。嫌いだったら研究をしようと思わないからです。

中国のことを好きだから、こういう研究をしている、ということがわかった上で研究内容を見てみれば意図が汲み取りやすくなります。

日中関係を専門とする人ではなく、安全保障や国防を専門とする人の論文などを読んでみましょう。安全保障などを専門的にする人は、安全を第一に考えるため、日中関係を専門とする人とは意見が異なることが多いです。

それぞれの意見を参考にした上で、「あなたはどう思うのか」それを考えることが最も価値があります。

まとめ

「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」という有名な言葉があります。これは、メディアや情報に対するリテラシーを考える上で大変重要な概念です。

あなたも「そこにある情報」のみではなく、複数の情報や、反対意見などを踏まえた上で「あなたはどう思うのか」という自分の意見を持てるようになることがリテラシーを持つという意味です。

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