調べ学習を始めるなら
「ファーストリサーチ」のすすめ
志望理由のテーマは決まったが「どう調べていけば良いのかわからない」という人は多いと思う。そこで今回の記事では、これから調べ学習を進めていこうとする人に効果的な「リサーチ方法」を紹介して行く。
調べ学習を始めるなら「ファーストリサーチ」を知ろう
まだほとんどリサーチをしていないという状態のときに効果を発揮するリサーチ方法をAO FILEでは「ファーストリサーチ 」と名付けている。この章ではそんなファーストリサーチを3つ紹介する。
ファーストリサーチ 1:自分のテーマをわかりやすく説明している本を一冊読破する
一つ目の方法として、自分のテーマに関してわかりやすく説明した本を一冊読むことをおすすめする。
本選びでは、難しい本を選ばないことがポイントだ。最初から大学教授が書いた専門書や論文集などを読んでも、難しすぎてほぼ読解することができずに終わってしまう。最初は「~入門」みたいなタイトルの本や、わかりやすさを感じる表紙の本を選ぼう。本を一冊読むだけで、自分のテーマに関しての現状や、解決すべきポイント、誰がそのテーマに取り組んでいるのか、問題解決の難点などが見えてくるケースが高い。とにかくリサーチ初期は、なるべく短い時間でガッとまとまった知識を入れるために、本を一冊読破することをお勧めする。
本を読むときのポイント解説は「」にて解説しているので、本を読むのが苦手な人はそちらを参考にして見てほしい。
ファーストリサーチ 2:ネットを使って調べるなら、調べる前にリサーチクエスチョンを立てる
ネットを使ってリサーチをするなら、リサーチクエスチョンを理解するだけで、かなりリサーチが効率的なものになる。リサーチクエスチョンとは、明らかにするべき課題のことを指す言葉であり、簡単に言うと「自分が知らないといけないことを問いの形にしたもの」だと思ってもらえるとわかりやすい。このリサーチクエッションを立てて、それに答えを出すように検索欄のキーワードを工夫してみたり、記事選びをしてみると、だいぶリサーチが効率的になる。
フードロスでリサーチクエスチョン考えてみる
例えばフードロスというテーマで調べるなら、
1:フードロスとは何か?
2:フードロスの何が問題なのか?
3:フードロスの改善に向けてどんな団体が動いているか?
フードロスについて闇雲に調べるのではなく、このようなリサーチクエスチョンを立ててから、それに答えを出していくようにリサーチを進めると、効率的なリサーチできる。
ファーストリサーチ 3:フィールドワークをしてリアルを見にいく
フィールドワークをしてみるのもありだろう。自分が扱っているテーマに深く関わっていると思われる人や、自分が問題だと思っている現状の「実態」を観察しにいくことで、より調べなければいけないことや理解しなければいけないことが見えてくる可能性がある。フィールドワークの仕方に関しては「フィールドワークの仕方、メールの送り方、フィールドワーク当日の注意点を解説」の記事で紹介しているので、詳しくはそちらを読んでみてほしい。
良いリサーチと悪いリサーチの違い
この記事では最後に、良いリサーチと悪いリサーチの違いを紹介する。今後の調べ学習の参考にしてみてね。
リサーチとは本来「何か自分にわからないことがあるからするもの」だ。
だからこそ「闇雲にただ調べる」というのはあまり良いリサーチとは言えない。闇雲に調べるリサーチは、そもそも自分にわからないことが不透明なまま進んで行くからだ。その状態でのリサーチは、どこまで調べれば良いのかがわからなくなってしまう。例えるならそれは、ゴールのないマラソンのような状態と言える。
それとは反対に良いリサーチというのは「調べることが決まっているもの」を指す。調べなきゃいけないことがわかっていれば、それが明らかになった瞬間にリサーチをやめられる。それを連続していけば、自分の目的に向けて最短ルートで調べ学習ができるようになる。
このように良いリサーチと言うのは「何を調べるべきか」がわかっていないとできない。まだほとんどリサーチをしていない状態のときは、調べることの優先順位を決められるだけの知識量にないため、なるべく短い時間で効率的にガッと知識を入れると良い。ある程度知識が増えてくると、今日紹介したリサーチクエスションの質が高くなってきて、良いリサーチができるようになってくると思う。良いリサーチに関しての詳しい説明は「志望理由書が進まない理由/やるべきことを1/100にするリサーチ方法とは?」にてしているので、そちらも合わせて参考にして見てほしい。
まとめ
まだほとんどリサーチをしていないという状態のときは、短期間で効率的に、テーマに関する知識を獲得することを心がけよう。そして闇雲に調べる時間はなるべく減らそう。ファーストリサーチをして、ある程度知識を獲得してくると、テーマに対して問題意識(自分自身の許せないことや、強く変化を望むポイント)が発生するようになる。問題意識が生まれれば、ゴール(自分の目標や達成したい理想の社会像など)も設定しやすくなってくる。ゴールが決まれば将来の展望が見えてくるため、自分のやるべきことや大学での学びに気付ける可能性も高くなる。だからこそまずはファーストリサーチを行い、自分の問題意識に気付こう。ゴール設定の仕方に関しては「総合型選抜を進める!「テーマは決まったけど、何をすれば良いのかわからない人」に効果的なギャップ分析とは」の記事にて紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてみてほしい。
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