(小論文のポイント解説)
タイトルをつけなさい!の攻略方法
小論文の問題の中には、
「資料1〜資料3それぞれに、わかりやすいタイトルをつけなさい」などのように、
短い文字数でタイトルをつけさせるような問いが出題されることがある。
こういうトリッキーな出題がされると、
「タイトルってどうやってつければいいの?!」
「そんな問題、解いたことないだけど!!」
みたいに慌ててしまって思考停止になってしまったり、予想外に解答に時間がかかってしまったりする人が多い。そこでこの記事では、タイトルをつける問題の攻略方法について解説していく。
タイトルをつける問題の出題例
タイトルをつける問題には大きく分けると2つのタイプがあり、一つは用意された資料文にタイトルをつける問題で、もう一つは自分が書いた小論にタイトルをつける問題の2つがある。
資料文にタイトルをつける方の問題の出題例としては、8つの資料文それぞれに35文字くらいでタイトルをつけなさいと出題された事例などがある。
また自分の小論文にタイトルをつけるときの事例としては、自分が大学に入ってから取り組みたい研究プロジェクトを考案し、その研究プロジェクトのタイトルをつけるみたいな出題がされた事例がある。
タイトルをつける問題は、要約の一つの形態
タイトルをつけなさいみたいな一風変わった出題がされると、
「タイトルってどうやってつければいいんだろう」
「自分が考えたタイトルは、タイトルと言えるのかなあ」
みたいな不安を抱えて、問題の攻略が遅くなってしまう人が多い。
しかし落ち着いてタイトルの言葉の意味を考えて見ると、タイトルというのは日本語では表題という言葉に当たり、その意味は「内容を短く言い表した言葉」であることに気付ける。
つまり簡単に言えば「説明されている事柄を一言でパッと表す言葉」がタイトルということになる。説明されている言葉を短くまとめるというのは、つまり要約をするということだ。このように考えて見るとタイトルは、要約の一つの形態だと気付ける。
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タイトルをつける問題の攻略方法
タイトルをつける問題は、タイトルをつけないといけない文章内容の「重要キーワード」を発見し、それを1つの文章にまとめていくという方法が効果的だ。
タイトルをつける問題の字数制限は大体、35文字とか20字くらいであることが多い。そうなると現実的に、2つ以上の文章を作ることは難しくなってしまう。つまりタイトルをつける問題は「基本的に一文で要約をする」という作業を意味する。
1文しか作れないとなると、文章と文章のつながりとかを考える必要がなくなる。ひとつの文章は、単語と単語の組み合わせによって生成されるため、
「一つの文を作る」=「どの単語と単語を組み合わせるかを考える」
ということになってくる。
だからこそ、タイトルをつける問題は、タイトルをつけないといけない文章内容の「重要キーワード」を抜き出し、それを文章全体の意味が伝わる形で組み合わせていくという方法が効果的だ。
資料文のタイトルをつけるときのポイント
資料文などのタイトルをつけるときは、戸惑ったり悩みすぎてしまうと、意外と時間が食われるということがある。
そこでおすすめなのが「資料文を一回読んで、その場ですぐにタイトルをつける!」という方法だ。
基本的に小論文は、多く字数を書かせる問題に配点が高く設定されていることが多いので、タイトルをつけるような短い字数の問題は失敗してもそんなに点数が引かれないケースが多い。一番の問題は、タイトルをつける問題に悩みすぎて、点数配点の高い問題に時間を割けなくなるという状況なので、早めに切り上げる意識を持とう。
まとめ
タイトルをつける問題の攻略方法を紹介した。
基本的にタイトルをつける問題は、考えすぎるとわかんなくなってくることが多い。
「一回読んで、すぐつける!」みたいな感じで、意外とパッとやってしまっても問題ないケースが多い。
重要キーワードをどうやって発見するかに関しては、基本的に要約をするときのポイントと同じなので、どうすれば資料文から重要キーワードを発見できるのかがよくわからない人は、要約について説明した~の記事を参考にしてみてほしい。
あとは「魅力的なタイトルにしろ」とか「サブタイトルもつけろ」とか、「一言で意味がわかるようにしろ」のように、問いによって同じタイトルをつける問題でも条件が変わってくることがあるので、基本的には「1文で要約をする」ということを意識した状態で、課せられた条件も守るということを忘れないで問題に答えよう。
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