AO入試を始めるなら最初に行いたい自己分析って?
自己分析のの必要性とやり方
AO 入試/総合型選抜を始めるなら、まずは自己分析をしよう!
AO入試は、「私はこんなことを大学で学んでみたい!」という勉強への熱意や志望度の強さを評価する入試です。
ただ、〇〇大学がかっこいいから、というようなブランド名を重視した選び方では、評価されません。
AO入試では「あなたが大学で何を学びたいのか」が重視されるからです。
これは言い換えると「研究テーマ」と呼ばれるものです。
AO入試に挑戦する上では、この「研究テーマ」を決めることが最初のステップです。
その研究テーマを決めるに当たって、必要なのが自己分析です。
今回の記事では
①AO入試における自己分析の必要性
②自己分析とは
③自分を理解するために答えたい4つの質問
④効果的な自己分析のやり方6つ
を解説していきます!
AO入試における自己分析の目的
②自分の強みや価値観を客観的に理解する
しかし、いきなり「あなたは大学で何を学びたいんですか?」なんて言われても、すぐにはわからないものです。
なぜなら、多くの人は、自分が何を学びたいのか、将来何をやりたいのか、何に興味があるのか、という自分と向き合う時間を作ってきていないからです。
AO/総合型選抜入試では、「あなたが将来何をやりたいのか」「大学で何を学びたいのか」「あなたはどんな人なのか」を評価します。
したがって、AO入試の対策で、一番最初にやらなければならないのは、「自分を分析し、自分を深く知ること」で、自身の大学での学びを定めましょう。
この大学での学びをさらに細かくしたものが「研究テーマ」となります。
自己分析とは
自己分析とは、自分を分析することです。
自己分析をしっかりとやることで自分の能力や性質、強みや弱み、今後のありたい姿などを理解できるようになります。
その結果、あなたが大学で学びたいこと、将来やりたいこと、自分の関心のあることなどを把握できるようになります。
自分のやりたいことや、学びたいことを知るためには、今までの過去の自分を振り返って、自分がどんなことに興味があったのかとか、何がモチベーションになっていたのかを把握できると良いでしょう。
パイロットになりたい人の自己分析
例えば、自分がパイロットになりたい、と思っているのであれば、なんで自分がパイロットになりたいのかを問い直すのが自己分析です。
パイロットになりたい理由といっても
・飛行機を操縦してみたい
・多くの人を海外など遠くに運んでみたい
・かっこいい
・飛行機が好き
など多くの理由があり、それは人それぞれです。
自己分析の結果、自分はほんとはパイロットになりたいのではなくて、空を飛んでみたいんだ!という結果が見えてくるかもしれません。
そうすると、あなたはもしかするとパイロットではなくて、飛行機や、宇宙船を作る、といった工学を勉強する方が実は向いているかも??という結論がえられるかもしれません。
自分が本質的に、「なぜそれに興味があるのか」「自分は何がやりたいのか」を見つめ直すのが自己分析の目的です。
自分を理解するために答えたい4つの質問
自己分析の、以下の4つの質問に答えられるように練習してみてください。この4つの質問に答えられるようになれば、AO入試の最初のステップ、「自己分析」に関してはクリアです。
4つの質問
①中学校卒業時のあなたと現在のあなたを比較してその間の「人間的成長」がどのようなものであったかを答える
②あなたのものの見方、考え方に大きな影響を及ぼした事柄(書籍含む)について説明する
③あなたが今最も関心を抱いている事柄について説明する。その事柄と今までどのように取り組んできたのか、また今後どのように取り組んできたのかを記してください。
④あなたが大学で、何を、どのように学びたいですか。具体的に書きましょう。
オススメの自己分析の方法6選!
AO入試で、自身の取り組みたいテーマを決めるに当たってオススメの自己分析の方法は以下の6つです!
自分を活かして総合型選抜を始めるなら「適性分析」をしてみよう
自分の「向いてる」「好き」を見つける自己分析の方法相対化グラフ!
志望理由のテーマが格段に見つけやすくなるアイディア発想方法とは
では一つずつ解説していきます。
①相対化グラフから自己分析を進める
相対化グラフは、過去を効果的に思い起こすために効果的な分析手法です。
まず横軸に年齢を取り、
縦軸には、
幸福度…0に行くほど不幸、10に行くほど幸福
上達度…0に行くほど上達が遅い、10に行くほど上達が早い
熱中度…0に行くほど夢中になれなかった、10に行くほど夢中だった
というように自分の経験を改めて俯瞰することができます。
これを進めることで、「自分にもっとも向いており、かつ勝負できるテーマ」をを選ぶことができます。
詳しくはこちらです。
②社会を知ることから研究テーマを決める
「自分を分析する」といっても大学の志望理由書で書けそうな真面目なテーマなんてすぐ見つからないよ!
という人のためにおすすめなのが「社会を知ることからテーマを見つける」
ことです。
社会には、すでに先人たちが「これは社会の問題で、これからもっとみんなで考えていかないといけないよね」という事柄がまとまっています。
代表的なのがSDGsですよね。
自分の取り組みたい問題が全然思いつかない、、という人は、
「すでにある問題の中から、自分の取り組みたい問題を探す」
こともおすすめです!
詳しくはこちら
③自分を生かしたテーマを見つけるための適正分析
自分を生かしたテーマとは、「自分がもっともよく知っているテーマ」を選択するということです。
つまり、他の人は知らなさそうだけど、自分は知っていそうなこと、興味があること、をテーマにすると、他人と差別化しやすいです。
他の人にはない自分にあった研究テーマを選びたい人は、一度自分の適正を見つめ直してみましょう!
詳しくはこちら
自分を活かして総合型選抜を始めるなら「適性分析」をしてみよう
④「ずっとやりたかったこと」を志望理由のテーマにする方法
自分のもっとやりたいことがある、あったけど、踏み出せない、志望理由のテーマになるのかわからない、、
という人は、その一歩を現実的に踏み出すことで、それが大学の学びにつながるかもしれません。
ずっとやりたかったことに挑戦するのはAO入試に挑戦するからこそできる選択です。
そのための現実的な方法をこちらで紹介しているのでみてみてください!
⑤自分の「向いてる」「好き」を見つける自己分析の方法相対化グラフ!
自分の向いていること、好きなことが見つからない、、と悩んでいる人は多いかもしれません。
そんな人は、実は好きなことがない、のではなく、単に見つかってない
だけの場合が多いです。
そんな人におすすめなのが、自分の人生を俯瞰して見つめ直す自己分析の方法、相対化グラフです。
これを行うことで、自分の「実は向いていること」「実は好きなこと」が見えてくるかもしれません。
詳しくはこちらから実際に自分の好き、向いているを見つけてみてください!
自分の「向いてる」「好き」を見つける自己分析の方法相対化グラフ!
まちがった自己分析のやり方
AO入試に向けて、自己分析を行う時に、ありがちな二つの間違いについて紹介します。
一つ目は、手法が目的化していること、二つ目は志望大学に合わせて自己分析する、という手法です。
手法が目的化している
手法の目的とは、例えば「マーケティングを学びたい、とか政治学を学びたい」といった学問を学ぶことが目的化している場合を指します。
これはどういうことかというと、
マーケティングとは、何か売りたい商品や会社がある時に初めて効果を発揮するものです。
つまり、この商品をPRしたい、という目的があるから、マーケティングという手段を学びたい、というプロセスにならなければなりません。
しかし、AO入試では、盲目的にマーケティングを学ぶのが楽しいから志望します!みたいに言ってしまう人がいますが、それでは説得力が薄いです。
そういう人は、もっとしっかりと、なんでマーケティングに興味があるのかを考えてみるだけで、相手に納得感のある志望理由が書けるようになります。
何が評価されそうかを考えて合わせている
何が評価されそうかを考えて、それに合わせて、自己分析するのも大きな謝りです。
「AO入試ではこういうのが評価されそうかな?」
「こういうこといっとけば大人ウケが良さそう」
といったような理由でテーマを選ぶことはやめましょう。
もちろん、一定程度大学で学べることなどに自身の志望理由を寄せて行く必要が
ある場合もありますが、判断軸が自分ではないで研究テーマを決めて行くと薄っ
ぺらくなりすいです。
つまり、これ本当に大学で学びたいのかな?と大学側にもバレてしまいます。
この自己分析の時間は辛くて大変なものだとは思いますが、一番重要です。
だからこそ時間をかけてじっくりと自分と向き合ってみてください。
AO入試の質問は、AO FILE知恵袋へ!
AO FILEは、AO/総合型選抜に関しての質問や相談ができます。
例えば、キャリア、研究の進め方、やりたいことの見つけ方、志望理由書に対してのアドバイス、フィールドワークのやり方など、なんでも受け付けています。
質問に対して、AO FILE 運営が個別に回答していきます。
そして質問・回答によって 生まれたコンテンツを、同じ問題を持った人に最適な形で届けるために、オープンに、共有していきます。
AO/総合型選抜に関する知恵や知識を教えあい、分かち合えるサービスにしていきたいと思っています。
基本的には3営業日以内にウェブサイトのこちらのページにて回答します。
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